住宅ローンの残ったマンションは売れるのか
今日は住宅ローンのあるマンションの売却方法です。
これは当社のホームページでも一番アクセスが多い内容です。
今日はおさらいを含めて書いていきますね。
まず、そもそも住宅ローンの残っているマンションを売れるのか?
答えはYES!
住宅ローンの残っているマンションを売ることはできます。
では次に、、、、
残っている住宅ローンを返済してから売るのか?
これはNO!です。
例えば残りが数十万円程度であれば手持ち資金で返済してもいいでしょう。
金利がもったいないから。
しかし多くの売る方は数百万近くのローンを残しています。
では、これだけローンが残っている場合、具体的にはどうやって売るのでしょうか?
例:マンションを売りたい山本さん
10年前に3,500万円で購入したマンション。
ローンが2,500万円残っている。
今このマンションを売ると2,800万円程度。
この場合、どのタイミング残っているローン2,500万円を返済すればいいでしょう。
まず、売りに出すとき。
これはローンのついたまま売ればいいです。
次に買主が現れて契約をする時。
買主がローンを使う場合、契約から一ヶ月後くらいに残代金をもらいます。
この契約時もまだ返済しなくて大丈夫。
買主がローンの準備ができて決済を迎える。
この時に返済しなければいけません。
しかし、ほとんどの売主さんは数千万もの預金はありません。
ではどうやって返済するのか。
決済当日、こういう動きになるのです。
1、司法書士に所有権移転が適法にできるか書類をチェックしてもらう。
2、チェックが大丈夫であれば、銀行から買主にローンのお金が口座に入る。
3、買主は自分の口座から残代金分の出金伝票を書く。同時に、買主は自身の口座への振込もしくは預入の伝票を用意。
4、買主の口座よりお金が出金され、売主の口座に入金される。
5、入金と同時に銀行がローンの残債分を売主口座から引き落とす。
こういう流れなのです。
分かりやすくいうと、買主から受け取るお金でローンを返済するということなのです。
よって事前に返済する費用を用意する必要はありません。
但し、これを一括返済というのですが、事前にその手続がいることはお忘れなく。
そして逆に売る金額よりもローン返済が大きく、不足分を用意できない。
となると、売ることそのものが出来ない、という判断になるのです。