ハワイにいってすぐに物件を見に行けるのか?
2018-05-20
ハワイ旅行のついでに物件を見に行ってみよう!
そういう風に考えている日本の方は多いです。
しかし実際のところどうなのでしょう。
突然見たい!では見れないハワイの不動産
僕の友人であるハワイの不動産屋さんのところにも突然電話があるそうです。
「あのー今ハワイに来ているのですが、いまから物件見にいきたいのですが」
しかし、実際のところこの電話を受けた不動産屋さんの答えは「すいません、内覧は厳しいです。」となります。
なぜすぐに見に行けないのでしょうか?
アポイントメントとお金の話
日本の場合、ネットやチラシなどで売り物件の広告があれば、そこに直接問い合わせて内覧などにいきます。
でもなぜ、ハワイの場合すぐに見に行けないのでしょうか?
それにはアポイントメントとお金の話の2つがあるのです。
アポイントメント
空き家の場合で売りに出している場合はオープンハウスなどをしており、そのタイミングが合えば見れるかも知れませんが、住みながら売っている人も多い。
当然、住んでいる人にはそれぞれのスケジュールがあります。
よって、そのタイミングが合わなければ、当然見に行けないのです。
ですから、ハワイにきて不動産屋さんに電話して「今から見れる?」は厳しいのです。
お金の話
どちらかというと、お金の話が問題で内覧に行きつかないこともあります。
ハワイの不動産市場はすごく動きが早いです。
よって1つのいい物件が売りに出ると、申し込みが殺到します。
そんな時、売主の立場で少し考えてほしいのです。
おお!私の物件に複数の申し込みが!どれどれ、
「現金でお金を用意しています、1万ドル引きで買います」
「ローンの事前審査はもう通過しています。満額で買います」
なるほど、おや、もう1つ来ているぞ。「ローンの審査もまだしていませんが、満額で買います。」
ん?欲しいのは分かるけどこの人はお金の段取りができてないから、本当に買えるのか?ちょっとこの人は後回しだな、満額でローン通っている人と話しよう。
普通の売主であれば、こう考えます。
もちろん、これは申し込みの段階ですが、その前の見るタイミングで売主の考えとしては
購入資金の裏付けのない人に見せるだけ無駄と考えるのです。
よって、なんら資金の段取りの裏付けがないままハワイに言って「見に行きたい」と言っても、売主側から断られることが多々あるのです。
逆に言うと、現金で買える人で残高証明などがあればすぐにでも見れます、タイミングさえあえば。
順番が違う日本とハワイのローンの審査基準
ここまで読むと疑問がありませんか?
日本だと物件が決まらないとローンの審査もできないから、そもそも見に行けないじゃないかと。
確かに日本とは違います。
しかし、それはハワイと日本の不動産購入の順序が違うからです。
日本は物件ありき、ハワイはその人ありき、なのです。
日本のローン審査
日本でローンを借りる場合、事前審査を申し出ても「物件が決まってから来てください」とあっけなく断られます。
まあ口頭程度には借りる人の仕事や年齢、収入などからどのくらい借りれそうですとはいいますが、なんの裏付けの書類もありません。
ハワイのローン審査
ハワイの場合は先にローン審査ありきです。
その人の資産背景、資金契約や収入、あとクレジットのヒストリーなどでまず、あなたはどのくらいの価格の物件が買える資力なのかを審査されます。
そして、仮のローン許可書であるプリクオリフィケーションレターが発行されます。
ですので、まず物件を探す前にこのプリクオリフィケーションレターをゲットし、それがあることを伝えて内覧にいきます。
もちろん最終審査はどんな物件を買うのか?は審査されますが、ローンで買う場合は内覧に行く前にプリクオリフィケーションレターが必要だと考えておきましょう。
まとめ
このように、日本とハワイでは内覧ひとつでも流れが違います。
ハワイに飛んでふらっと物件を見に行く、これは簡単なことではないのです。