日本の法人名義でハワイの不動産を買えるのか

個人ではなく、会社でハワイの不動産を買いたい。
経営者であれば考えることでしょう。

ハワイの不動産を法人名義で買えるのでしょうか？

法人名義でハワイに不動産オーナーになれる

答えは買えるです。
日本で自身が運営する会社名義でハワイにコンドミニアムを買って使うことは可能です。

ただし、ここで大きな問題があります。

買えるけど、ローンは使えない

ハワイの不動産を買う場合、当然日本の銀行はその目的でローンを貸すことはありません。
なぜなら、不動産に融資をする場合担保を取るのは、その不動産。
分かりやすくいうと、もしローンを返せない場合は担保に取っている物件を競売して回収するのです。

しかし、ハワイの不動産を担保にしても、なんかあったときに手続きがトンデモなくメンドクサイ。
ですので、日本の金融機関から借りて買うことは非現実的と言えます。

じゃあハワイの銀行でローンを組めばいい

日本の銀行がやらないなら、ハワイの銀行に借りればいいじゃないか！
と考える人もいますが、それもなかなか難しい。
日本の企業に融資するのは、逆を考えれば日本の銀行が海外の企業に不動産ローンを簡単に貸さないでしょって話です。

法人がローンで買う方法はないのか？

ないことはないけど、というのが答えです。
２つ用意しました。

ハワイで法人を立ち上げて、その法人名義で借りる

ハワイで法人をつくって、その法人でお金を借りる方法です。
これであれば可能性があります。
会社を作ること自体は決して難しくはありません。

日本の銀行に使途自由な融資を受けて買う

ふたつめは、日本の銀行に会社で使途を問わない運転資金のようなお金を借りて買う方法です。
しかし、問題は運転資金とか使途の問わない資金は決して高額の仮入れができないことと、返済期間が短いので毎月の支払いが大きくなります。

法人で買えるけどローンは使わないほうがいい

僕の結論になるのですが、上記のことからハワイの不動産を法人名義で買うことはできますが、あまりおススメしないというのが、実情です。

日本で借りても短期の返済だから？じゃあハワイ法人で借りたら解決でしょ？と考えるかもしれません。

しかし、そもそも論になりますがハワイの金利は高いのです！！
日本の人が個人でハワイの銀行に住宅ローンを借りると5%前後の金利です。

日本が１％前後で住宅ローンを貸していますので、約5倍の金利です。
それでもローン借りますか？っていう話なのです。

まとめ

このように、ハワイの不動産を法人名義で買うことは可能です。
しかし、ローンを使うとなれば別問題。
いろいろやり方を考えた上に、金利が高いことを認識しておかないといけません。