ハワイの不動産売買では売主買主が会わない

ハワイの不動産売買では売主買主が会わない

2018-05-12

ハワイの不動産売買をするときに、日本との大きな違いともいえること。
それが日本のように売主買主が顔を合わせて契約することがほとんどないことです。

同席して契約はしないハワイの不動産

日本であれば、普通に契約日を決めてその場に全員集まって契約です。
また、決済の取引も全員があつまってお金のやり取りをします。

しかし、ハワイは違います。

ここに成約までのプロセスに違いがあるのです。

契約は書類のやりとり

日本の場合は、まず購入申し込みや買い付け申し込みという「買いたいという意思」を書面で売主に提出し、そこから細かな調整をしていきます。
しかしハワイの場合はこれをオファーといいます。

ハワイの不動産におけるオファーとは

オファーというと「申し出」的なイメージがあるかもしれませんが、正確にはPurchase Contractという購入の契約書を売主に提出します。
これはもう細かい契約条項が入っている書類となります。
諸条件は別として仮に4,000万円でオファーを入れたとしましょう。

これで売主が承諾すれば成約。
これをAcceptといいます。
日本語でいうと「受け入れます」ってところですね。

もう少しこうならない?って条件を付けて返すことをCounter Offerといいます。

その条件ではごめんなさい。
これはRejectという形で返されます。
きつい訳だと拒絶とありますね。

このように契約が成立するために全員が集まって契約などはないのです。

引渡も会わないの?

日本でいう決済引渡、すなわち残代金を支払い権利を移転することです。
これも日本では銀行に集まったりして、司法書士によって恭しく書類の確認がおこなわれたのちに、OKとなればお金の振り込みなどがおこなわれます。

終わったら鍵と領収書が渡されて解散となります。

ハワイではやっぱり決済でも会わない

ハワイでは権利移転などを含め、エスクロー会社が間に入ります。
よって、お金を直接入金ではなくエスクローに入金し、権利移転の書類がすべて整えば、売主にお金が渡り権利も買主に移転するのです。

直接やりとりする日本とはだいぶ違います。

ところで?エスクロー会社ってなに?

ちなみに、エスクロー会社というのはお金の入金や書類の流れ。
権利移転などを含め適切に動いているかをチェックする機関です。
登記の申請もエスクローがおこなっています。

日本の仲介業者の場合は、ハワイの不動産業者よりもこのエスクロー的な意味合いもあり、作業は大変です、、、、、
日本もエスクローができればいいのにと思うばかりです。

まとめ

このように、日本と違いハワイでは売主買主が顔を合わせて契約し、また決済引渡することはありません。
そこが大きな違いですが、それは当然国が違うのでやり方が違うということなのです。

日本の人は、ハワイの不動産を買う場合もどうしても日本のルールでやろうとします。
しかし、郷に入れば郷に従えです。
そのためにも、ハワイの不動産取引のことを、このサイトで少しでも知っておいてくれたらと思います。


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日本の不動産売買のことを理解したうえで、違いも含めアドバイスが可能です。

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