ハワイの不動産を買う=移住できる、ではない。
2022-02-24
「ハワイの不動産を買って、移住する!」なんてお話をする方がいます。
結論からいうと、ハワイの不動産を買っても移住できません。
「ハワイで家を買うこと」と「家があるからずっと滞在できる」はイコールではないのです。
ハワイの不動産とビザ
日本のパスポートを持っている人が、ハワイに行く場合はビジネスや留学でのビザを取得しない限り、滞在期間が定められています。
一回の滞在が90日まで。よってずっと半年ハワイに滞在とかはできません。
もちろんビザを取れば滞在できますが、なかなか難しいです。
これはハワイに不動産を購入していても一緒です。
よって、ハワイに不動産を買う=移住できる、ではない。ということなのです。
ハワイに不在中の管理
当然そうなると、ハワイではなく日本にいる期間もあります。
その間、ハワイの家には誰もいない状況となります。
多くのコンドミニアムの場合、購入時にそうした事態も鑑み「現地で対応できる人(管理者)」を登録させられます。
また、管理組合からの書類などもポストに届き、その対応もあれば室内点検などがあれば、必ず誰かがいかないといけません。
よって、ハワイの不動産を買う場合は、購入後の管理も考えておかないといけないのです。
放っておくと大変な「水」問題
ハワイの不動産管理をしている現地の友人に聞いたところ、やはり水のトラブルが多いそうです。
特に配管が痛みやすいので、水漏れが起こると大変。
下の階にもれれば、当然損害が発生したりもします。
また、日本のマンションに住んでいる限り「水漏れ」はそうそう起りません。
しかし、ハワイではけっこう水漏れが多い。
その理由は「水の性質の違い」です。
ハワイの水はカルシウム分が多く、配管に水を通さない期間が長くなるとカルシウムが固まり配管を痛めるのです。
よって、持ち主が不在の時でも定期的に配管のチェックのために水を通しておく必要があります。
移住するためには?
では、ハワイに移住した場合はどうすればいいのか?
それはもうビザを取得するしかありません。
グリーンカードが抽選で当たった人もいますが、原則的には就労ビザや留学のビザ。
中には、ハワイの会社や仕事をM&Aで買うことで投資家ビザを取得される方もいます。
不動産を買うことは、投資とは当たらないので注意も必要です。
もし、本当にずっと滞在したいビザが必要であれば、専門家に相談することをおすすめします。