買うなら絶対所有権のコンドミニアム
ハワイの不動産を買うときに、一戸建てとコンドミニアムと言う選択肢があります。
多くの方が、まずはコンドミニアムからと言う方が多いです。
コンドミニアムを買う場合、基本的な情報として建物部分と、「その建物部分についてくる土地の権利」と言う形で2つの権利を必要とします。
建物部分については買う場合、確実に建物の所有権は買った方のものとなります。
しかしその建物部分についてくる土地の権利については所有権と賃借権の2つに分かれます。
土地の賃借権
単純に所有権の場合は、建物部分と土地の部分を両方所有することとなります。
しかし賃借権の場合は建物部分を購入して土地の部分の権利は借りるということになります。
土地の権利が賃借権の場合に少し問題があります。
ハワイはもともと土地が王族の所有物だった、もしくは王族の関連会社の所有物だったものが多くあり、その関係で借地権のコンドミニアムがたくさんありました。
最近新しく売り出されるコンドミニアムのほとんどは所有権です。
ただし、中古で買うようなコンドミニアムに関しては借地権の物件もあります。
Fee simple と Lease hold
見極める方法としては物件資料を見れば分かります。
所有権の場合は「FS(Fee simpel)と言うような表記がされています。
賃借権の物件であれば「LH(Lease hold)」リースホールドと書かれております。
では何が賃借権のコンドミニアムに問題があるのでしょうか。
日本より、全然地主が強い
日本のコンドミニアム、すなわち日本で言うマンションの土地が賃借権だった場合。
当然、マンションを買った後も借地料を払う必要があります。
ただ、この場合も最初に決めた金額からその土地の借地料が上がる事は、まずありません。
一回土地を貸してしまうと、地主は弱いのです。
しかしハワイにおいては地主の権利が強い。
極端な例ですが来月から食事量を倍にしてねと言うような話が現実としてあります。
もしこれを断れば契約が解除になる可能性もあり、争う中でその土地の権利を使えなくなることも。
当然建物がそこにある限り、どこの土地の上に建った建物なのか?と言う権利そのものを失うことになります。
結果建物を使えなくなると言うことになります。
そうしたリスクを考えれば、最初からコンドミニアムを買う場合は「FS(Fee simpel)フィーシンプル」すなわり、土地の権利が所有権のものを買いましょう。
なぜ、借地権物件が売れるのか?
そんなリスクを含みながらも、なぜ借地権の物件が売れるのでしょうか?
それは単純に所有権の物件よりもかなり割安だと言う面があります。
確かに割安だけど、安い分当然リスクもあります。
ぜひ、それを知っておいてくださいね。
安い!と思ってRHと書かれた物件に飛びつかないこと!