管理費と修繕積立金の精算

マンション売却アドバイザー田中徹也

管理費と修繕積立金の精算

マンションを売るときに、管理組合に当然届け出は必要ですが、どのタイミングで届ければいいのでしょうか?
また管理費や修繕積立金の精算はどうすればいいのでしょうか?

届け出と精算の手続き

実務的には売主としては動かなくていい

結論からいうと、管理組合の届け出は売主として何もしなくていいです。
何もしなくていい、っていうのは語弊がありますが実務的には仲介をしている不動産業者が、決済引渡のときに管理組合に届け出る書類も用意しますし、ざっくりとですが管理会社にも「〇〇〇号室が売れて、いつから名義変更します。」という話をしてます。

よって、決済引き渡し時にその管理組合に届け出る書類に記名押印すれば、あとは仲介業者か買主が管理組合に届け出ます。

どんな書類があるの?

書類としては、名義変更の届出が売主が記名押印する書類です。
逆に買主はたくさん書類があります。

入居届、管理費の引き落としの書類などいろいろあります。
売主としては、名義変更の書類に買主とともに記名押印する書類程度です。

管理費や修繕積立金はどうなるの?

管理費や修繕積立金はどうなるのでしょうか?
これも決済引き渡し時に精算となります。

実務的には引渡の前日までを売主負担、引き渡し日以降を買主負担となります。

それについても実務的には、不動産屋さんが計算して決済引き渡し時に残代金とともに買主から売主に支払われます。

気をつける時は、月末の取引

月末近くに取引するときは、注意しておくことがあります。
それは「来月、再来月までの管理費を精算する」ということです。

管理会社から引き落としで支払っている場合、多くはその引き落としを止めるのに一か月くらいかかります。

場合によっては、来月と再来月くらいまでの管理費を精算しておきましょう。
まあ実務的には不動産屋さんがしてくれますから、売主としては「いつまでが自分の口座から管理費が落ちるのか。精算時にはいつまでの分を精算するのか?」を確認しておきましょう。



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