権利証がない!!それでもマンションは売れるのか?
権利証がなかったらマンションは売れない?
権利証、その昔はドラマなどでも
「へへ!!借金が払えないならこの土地の権利証をもっていくぜ!!」なんてセリフがあったくらいで、一般の人には『ものすごい大事なもの』というイメージが強いです。
実際大事なものですが、そんな権利証を無くしたらマンションを売れないのでしょうか?
昔は権利証、今は登記識別情報
昔は権利証と言われていた書類は、今はもう作られていません。
代わりに平成18年ごろから発行されているのは、登記識別情報というA4一枚のペラペラのものです。
これまで権利証はうやうやしくハンコも付かれていたのですが、あっさりとしたものに変わっています。
権利証、登記識別情報を無くしたらどうなるの?
昔はこの権利証を無くすと大変でした。
法務局から、「この人が真の所有者です。」という保証書なる書類を発行してもらわないと売れないのです。
その手続きには2週間程度かかり、引渡し直前にないことが発覚すると取引延期などもおこったのです。
しかし、今は時代が変わり司法書士による本人確認によって、権利証や登記識別情報がなくても売ることができるようになりました。
当然費用は掛かります
司法書士による本人確認を要する場合、それには費用が当然掛かります。
そして面談も必要になります。
万円単位のお金のかかる話になるので、まずは権利証や登記識別情報がない!となったらしっかり探しましょう。
金庫に入れているは過信
よく、権利証や登記識別情報のことを聞くと
「ああ、金庫に入れているから大丈夫!!」という方がいます。
こちらがお願いしても、原本を確認しません。
何度聞いても
「大丈夫大丈夫」
で、決済前日に。。。。。
「田中さん、、あると思った権利証がありません。」
これって、実際にある話なのです。
決済が延期になると、下手すれば損害賠償の対象になることも起こりえます。
必ず事前に確認しておきましょう。
まとめ
このように、今の時代は権利証や登記識別情報がなくても売ることは可能です。
とはいえ、ない!!となると迷惑がかかることもあるので、事前に確認はしておきましょう!