マンションを売るときに、こんな不動産屋さん選びの間違いしていませんか?

マンション売却アドバイザー田中徹也

マンションを売るときに、こんな不動産屋さん選びの間違いしていませんか?

前々回のメルマガでご紹介した、犬アレルギーのお客様。 http://www.e-ubl.net/mailmaga/mm090216.html その方の話で少し続きがあるのでお話します。 私が相談にあがったとき、お客さんはすでに他の不動産屋さんに専任媒介契約で売却を依頼している状態でした。 すでに不動産屋さんにお願いして売りに出しているのになぜ、私にワザワザ相談してきたのか? そう思い私はお客様に聞いてみました。 「ところで、すでに●●社に売却を依頼しているのに、なぜ私に相談の電話を掛けてこられたのですか?」 このお客さんは私の本を書店で購入し、読んでいただき電話をくれたのです。  しかし「何か今の状態に不満があるから」すでに他社に売却を依頼しているのに私に電話を掛けてきたことは間違いないのです。 お客様のこういいました。 「実は、ちょっと今お願いしている不動産屋さんに・・・・・」 話はこうでした。 マンションを売ることを考えたお客さんは、関西で有名な何店舗もある準大手の不動産屋さんに電話をしました。 最初は「売りたい」というよりも「相談しよう」と思って連絡したそうです。 話も終わりかけ、少し売ることを考えようと思ったとき、不動産屋さんからこんなことを言われたそうです。 「形だけでもいいので、売却の依頼として媒介契約をしてくれませんか?」 さらにこう付け加えられたそうです。   「今月決算月なのですが媒介契約の受注数が足りないのです!助けると思って!」 驚かされる発言です。 当然、この不動産屋さんはお客さんのことなど考えていません。 「お客さんの悩み」の解決よりも「自身の成績」 素人のお客さんは「形だけなら」とその場は協力したのですが、時間が経つにつれその不動産屋さんに「不信感」を抱くようになったそうです。 私は本の中でも書きましたが、不動産屋さんはお医者さんといっしょだと考えています。 「マンションを売ろう、どうしよう」と悩んだ方が不動産屋さんに行くのです。 だから我々不動産業者は、そうしたお客様の悩みを解決し、その報酬として仲介手数料をいただいているのです。 病院に行って症状の相談をしただけで担当のお医者さんから 「今月決算月なのですが手術の数が足りないのです!助けると思って手術しません」 そもそも「助けてもらおう」「解決してもらおう」として相談しているのに、相談しに来た方に向かって「助けると思って!」というのは本末転倒です。

あなたはこんな病院に自分の体を任せられますか?

そして、こんな不動産屋さんに自分の大切なマンションの売却を任せられますか? 残念ながらこうした担当者がいまだにこの不動産業界にはいるのです。 ただこれは不動産屋さんの規模が「大手だから」「中小だから」「有名だから」だけで判断できることではないのです。 大手の不動産屋さんでもすばらしい担当者はいますし、ひどい担当者もいます。 中小の不動産屋さんでもキラリと光る担当者はいますし、悪質な担当者もいるのです。 すべては不動産屋さんの「質」・担当者の「質」なのです。 そしてマンション売却成功の大きな鍵が、

 『質のいい、担当者・不動産屋さんを選ぶ』

ということに結びつくのです。  あなたの不動産屋さん・担当者選びに間違いはありませんか?


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