マンションを売るうえで、円高、原発、地震のリスクはお考えですか?

マンション売却アドバイザー田中徹也

マンションを売るうえで、円高、原発、地震のリスクはお考えですか?

円高、原発、地震、不透明な先行き不安について

今日本の経済先行きについて、非常に不安に感じている方が多いです。 円高、原発、地震。こうした外的なリスクもあります。 このような私たち一般人にはどうしようもないコントロールの聞かないことで不動産売却について不安をお持ちの方が非常に増えてきています。 そこで、今日はこうした問題に1つ1つ私なりの考えを述べておきたいと思います。 1、円高のリスク 日本の不動産を持っていて、為替はあまり関係ないと思われるかもしれません。 しかし、もしあなたが資産を日本円だけでなく分散して持つことを考えたら日本の不動産を所有する必要性についてよく精査すべきです。 例えば「いざとなったら、あの不動産売ってドルでも買おう」なんて思っているのであれば特に要注意。 不動産という資産は、安定はしているものの問題は「流通性」にあります。 「すぐにお金にしたい!」とか「すぐに違う通貨にしたい!」となった場合一旦売ってキャッシュにしないといけません。 そのときどうしてもある程度の時間が掛かります。 もちろん叩き売りで「早いモン勝ち!」という値段であれば売れるのも不動産。 しかし、そういう処分の仕方を望む人は少ないでしょう。 よって、今時点でそう必要でない不動産をお持ちであれば 「売ってキャッシュ化しておく」ことは、これからの日本の先行きを見る上ではかしこい選択の1つと言えるでしょう。 2、原発のリスク 東京都内でもあちこちから放射線物質が発見されています。 しかしこれがあの震災での福島原発とどの程度関連性があるのか? また、健康被害がどのように影響するのか? 正直、一般の人は分らないとこです。 実際世田谷で見つかったラジウムについても、そこに住んでいた方が長生きしているという事実もあったり。 確かにその物質や被爆の量で影響はあるのだと思いますが、正直なところ 「分らない」 というのが、現状ではないでしょうか。 しかし、売主として放射能についての詳しい情報を得たとしても、買主の絶対的多数の意見は「怖い」です。 科学的、医学的にどの程度リスクがあるのか、正直分らない。 でも放射線物質が検出されたところは「怖い」。 例えるべきかですが、ある意味では「人が亡くなった物件」に近いものがあります。 人が亡くなった物件でも「絶対住みたくない」という大多数の方と、「まったく気にしない、安く住めるのでラッキーだ」という少数派の方がいます。 はっきりした健康被害についてデータがもっと出てくると変化するとは思いますが現在のところは、もしあなたの物件や、その近くで放射線物質が検出されれば、多くの買主は「買わない」という選択肢をする恐れが高いでしょう。 3、地震のリスク 地震についても分らないことばかりです。 しかし、今後予想されることとしては今回の東北の地震、そして十数年前神戸で起きた大震災。 この近代におきた大地震から様々なシュミレーションができるようになったと思います。 例えば豪雨時における東京でも洪水のハザードマップがあります。 http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/suigai_taisaku/index/menu03.htm ここで浸水になると書かれているところは、やはりそのリスクを買い手も考えます。 また、こういうことを不動産屋さんが買い手に伝える必要もでてきました。 となるともし同じ町内に2つの物件があって、1つが浸水予測に入っており、もう1つが入っていない。 あなたが買い手の立場であれば、どう感じますか? ようは、こうした災害のデータがはっきりすればするほど不動産の価格に今後はどんどん反映されていくことが予想されます。 3つの話をしましたが、大切なことは使わない物件や収益が上がらない物件は早めに手放す。 これが今1番のリスクヘッジかと思われます。ぜひ参考にしてくださいね。


PAGE TOP

新着記事INFO
取材・執筆・講演依頼はこちら



株式会社ユービーエル

〒651-0083 神戸市中央区浜辺通4-1-23
三宮ベンチャービル
TEL:078-231-5170
FAX:078-252-2378




MENU

CONTACT
HOME