引渡しできる時期が遠いマンションの売却方法
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今日頂きましたご質問は「家を売りたい。マンションを売りたい。だけど、今が5月とすれば引き渡しは冬の話になんですと。先になって引っ越しをする事が決まっている家なんですが、いつから売りに出せばいいのでしょうか?」という事をご質問頂きました。
これについてなんですけども、まず家を売る時というのはこの売りだす家に関するいろんな情報を登録というかですね不動産業界のデータベースに載せなくちゃいけないんですけども、その必要なデータの中で引き渡しの時期という物があります。これはどういう事かと言うと契約の日は別として、その家を将来引き渡しが出来るのはいつですよという設定をするんですね。
ですから、例えば今5月ですよね。5月に売り出して6月に引き渡せるという物件もあるでしょうし、中には先程頂いた質問のように冬にならなきゃ引き渡しできないという物件もあると思うんですね。
その場合は、引き渡し時期が平成21年の12月の下旬とかですね。そういう風に決める事が出来ます。
ですから、今売る必要はないんだけども将来、近い将来ですね、もう引き渡しをしたいという物件であれば引き渡し時期だけは先にしといて売り出しと契約は早めにしておく。
これをお勧めしたいと思います。
特に最近はですね、売りに出してもすぐ売れないっていうのは皆さんよくご存じだと思うんですけども、時期が迫って売るとなるとやはりですね売る方としても時間がないという事で不利な条件で売り出す必要がある訳ですね。
要するに早く売れなくちゃいけないから値段も下げて売らなくちゃいけない。
それであれば引き渡しの時期は決まってるけども早いうちに売りに出して契約をして、でその契約の間までにですねいろんなこう条件を調整しながら少しでもより高い条件で売る方がよっぽど有利な訳ですよ。
ですから、そういった意味では引き渡し時期は先の状態をちゃんと記載しといた上で早めに売りに出す。
これをお勧めしたいと思います。
またですね、これ早めに売りに出すという事で引き渡しの時期が12月という事で出しますけども、何かの都合でこの引き渡し時期がもうちょっと早くなるよという事はですね別に変更できます。
ただこの変更できる時期というのは当然契約をしてですね、その段階までに買主さんと話をしておかなくちゃいけませんので、早い段階で引き渡し時期というのは逆に延ばす事もできますし少し早める事もできます。
今すぐ引き渡しできるという場合は「即」という表現ですね。
「即時引き渡しできます」の「即日」「即」という条件を付ける事もできますので、今売る家がある場合は出来るだけ早く売りに出す。
それでですね、引き渡しの条件を先にしておく。
そういう事で売る事についてのいろんな条件を調整しながら有利に売っていくという事を考えて頂きたいと思います。
また、これに伴いましてですね同じ内容に近い質問なんですけども、今ちょうど5月のゴールデンウィークが終わったところですが、やはり次の売れ時というのは夏前の夏休み中でしょうかと。
夏休み中に売って、夏休みの前に売りに出しといてという状況でしょうか?という事なんですね。
これについてはですね、もう今の所これポッドキャストで何度も言ってますけども、いつだから売れやすいとかという時期はですね、あまりもう今となっては状況が状況ですので、あまり考えない方がいいと思います。
売りに出すとすればもう早く売りに出す。
1日でも早く売りに出して市場の反応を見ながら値段を調整していく事が大事かと思います。
ただですね、特に最近一番懸念されてる事は新築マンションの値下げが凄いので、こういった状況の中で中古マンション、皆様がお持ちの中古マンションを売っていくというのはですね、やはり強豪として自分のマンションに対しても値下げした新築マンションという強豪がいます。
その辺りを考えればますますこれから値下げ競争厳しくなっていくと思いますので、一部ですねマスコミでは底値うったなんて事を言ってますけども、実際の所非常に厳しい状況はまだまだ続いてますから、出来るだけ中古マンションをお持ちで売ろうかなとお悩みの方はもうほんと早く売りに出すという事をお勧めしたいと思いますよね。
売りに出す時にはですね事前に私にご相談頂ければですね、どういった売り出し方法をすればいいのかについてお話できると思いますので、今売りたいなという方はですね出来るだけ早く動く。
今日はですね「マンションを売りに出す。引き渡しの時期は少し先なんですけどもいつから売りに出せばいいのでしょうか?」という質問に対して、それは「引き渡しの時期を設定して売りに出せばいいですよ」という話をさせて頂きました。