住宅ローン破綻急増について
■ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》
今日はですね、昨日ちょっとブログでもお話したんですけども気になるニュースが出てきましたので大切な話ですから今日はこれをしっかりと伝えたいと思います。
「マイホーム競売最多 不況で返済行き詰る」というニュースです。
不況の為に住宅ローンの返済に行き詰り、マイホームを競売(けいばい)、所謂皆さんが言う競売(きょうばい)ですね。競売で失う人が増えている。住宅金融支援機構が08年度、競売にかけた住宅の記録のある02年度以降最多となり東京・大阪・名古屋の各地裁の競売件数も急増と。
夏のボーナスの大幅カットでローン破綻が続出する「6月危機説」も囁かれているという事なんですね。これについてはですね、私以前からこのポッドキャストで何度かお話してる事なんですけども今マンションというのは売れにくい。
そして、更に今後もっと売れにくくなるよという話はですね、実は昨日のビデオキャスティングでも話をしたんですけども、これの1つの表れなんですね。今は住宅が既に余っています。
余ってるし、新築のたくさん供給もあるから中古マンションは新築価格が下がってくれば、バタバタ値段が付けるのが難しくてなかなか売れにくいよという話をした訳ですね。
ただ更に前から言ってる通り、この住宅ローン破綻をして払えなくなった人のこういった競売物件が出てくる事によって、またまた買う側から見れば新築もある。中古もある。
ちょっとよく調べたら安く買える競売物件もあるという風になってくる訳ですね。
そしたら、ちょうどこの宙ぶらりんの中古マンションというのはますます売れにくくなる訳ですよ。
で、所謂競売物件と言うのは昔であればプロしか取扱いできませんでした。
しかし、このようにですね住宅ローン破綻しただけの物件であれば、そう権利関係が難しくないので普通の方が買ってもですね、その家を将来自分が住むという事が当然できる訳ですね。
で、「そんな事言っても住宅ローン組めないじゃないか」と「競売物件買う時には」って事になる訳ですが、やはりそこは餅は餅屋、この競売物件を安く仕入れる事が出来る不動産屋さんがいれば、そこが買って、所謂普通の売り物件に中古物件になおして、そして皆様へ供給される。
となると、当然住宅ローンも使えるという事でほんとにですね、この供給数が増えてる中でこういった住宅ローン破綻物件の競売物件が増えてくる事はますます中古物件を売る方にとってはですね非常にこうライバルが増えるという事になります。
で、こういった中でじゃあ皆様がどうやって売っていくのかという事になる訳ですけども、やはりこれは前から言っている通り、時期を待つという事はなく、もう売るのであれば早めに売りに出すという事が一番です。
早めに売りに出す事が一番で、でその早めに売りに出しながら自分のマンションが如何に高く売れるかという世の中の市場の反応を見ながら調整をしていくって形になる訳ですね。
で、これが「いや今不況だから来年なったらもっと良くなるかなあ」って事を考えて売るのを先延ばししてますと当然この不況下の中で住宅ローン払えない人が出てくる。
そして、半年後に良くなるかもしれなくても競売の手続き半年後になる訳ですね。
という事は、今日今の段階で非常に景気は良くなってこの6月ぐらいでボーナスの出が悪いという事で払えるはずの住宅ローンが払えなかったという事で手放す方が出てくると、それがですね来年の1月とか12月頃に物件として現れてくる訳ですね。
そうなってくると「いやー、もうちょっと来年なったら景気良くなるから」なんて言ってる人も景気が良くなってもそれだけライバルが増えてしまうって事になる訳ですよ。
ですから、そういった意味でも今はこういった住宅ローン破綻をする物件がどんどん出てきますので、待ってるだけじゃダメ。早く売りに出して少しでも市場の中で自分の物件を流通させてしまう。
これが大事です。
新聞記事によりますとですね、住宅金融支援機構が朝日新聞の取材に対して明らかにしたのは08年度の競売件数は前年度よりなんと35%も増えていると。
特に今年の3月には去年9月の2倍に増えているという事で不況で収入が大きく減ったり勤務先の倒産で失業したりして買い手が増えた為とみられているという事なんですね。
ほんとにこの傾向は長く続くと思いますので、是非皆さんですねこういったライバルが増える前に早め早めに売却の方進めていって頂きたいと思います。
今日はですね「マイホーム競売最多 不況で返済行き詰る」というニュースをお話させて頂きました。