●●●を外してチラシを撒いてはいけません。



●●●を外してチラシを撒いてはいけません。

先週末にご相談があったNさん。 3年住んだマンションを売却することになりました。 ご夫婦の勤務先や、お子様の学校区のことから住み替えを考えたのです。 そして、NさんはテレビCMでもおなじみのとある不動産屋さんに売却を依頼、しかし売却開始から3ヶ月たった現在でも反応がなく非常に不安を感じています。 そんな中、インターネットで私のホームページを見つけ相談に参加されました。 相談の中で、いままで不動産屋さんがどのような販促活動をしているのかを聞きました。 インターネット広告はすでに行っているとのこと。 『ではチラシはどんな感じですか?』と聞いたところ、こんな答えが 「撒いてくれているようですが、うちとは離れた地域で撒いているようです」 売却を依頼した不動産屋さんの事務所はNさんのマンションから離れていました。 同じ区内ではありますが、学校区も地域の雰囲気も違います。 そしてよくよく話を聞けば 「チラシは撒いているが、不動産屋さんの事務所の周りの地区に撒いている。マンションの周りには、ほとんど撒かれていない」とのことでした。 私はNさんに言いました。 『ダメですね、それでは売れるマンションも売れにくくなります』と なぜ、私が不動産屋さんのチラシの撒き方にダメだしをしたのか。 それは今の状況が、「チラシを渡すべき人に渡っていない」からです。 世の中には「ステータスで住みたい町」というものがあります。 例えば東京の世田谷区、芦屋等々。 そういったネームバリューのある地域であれば離れた地域に住む方でも購入者が現れる可能性があります。 だからたくさんの地域にチラシを撒いても効果があるかもしれません。 しかし世の中のほとんどの地域は「ステータスで住みたい町」ではありません。 それよりも「生まれ育った」「縁(えん)がある」「思い入れがある」こうした「住み慣れた町」です。 そして、そうした町で売り出されたマンションを買う方は、やはり  

圧倒的にご近所の方が買われることが多いのです

「よって今回のようにご近所にチラシを撒いていない」というのはチラシを撒く上で致命的な失敗をしていることなのです。 そういった意味でも「ご近所に秘密に売る」というのは「可能」ですが売るのを非常に難しくする要因でもあるのですね。   これは過去の私の経験上からも間違いないです。 まずチラシを撒くのは近所、同じマンション。これ鉄則です。 「同じマンションの人なんか買わないでしょ」 と思ったら大間違い。 子供夫婦を同じマンションに住まわせたいっていう親も多いのです。   売れるようにチラシを撒いている。 しかし反応がない。 当然値段とか物件の立地も原因があるかもしれませんが、 こうした「不動産屋さんマーケティング」がそもそも間違っていることもあるのです。 売れない理由はこんなところにあったりするのです。


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