マンション売却専用口座ありますか?
今日は、マンションを売却したときのお金の整理方法。
これについてお話をしたいと思います。
マンション売却ではいろんな費用が掛ります。
買主と比べれば比較的安価な売主の「支払うべき諸費用」ですが以下があります。
なお、今回は「売却益が出た際の税金」についてが割愛しますね。
1、売買契約書の印紙税
2、不動産屋さんに支払う仲介手数料
3、司法書士さんに支払う諸費用(地域差有り)
また買主から受け取るお金として
1、契約時の手付金
2、決済時の売買代金
3、その他精算すべき諸費用
このようなものがあります。
マンションを売却するとき、これらのお金の動きがでてくるのは2回あります。
「契約時」と「決済時」です。
この際これらのたくさん授受される金銭をどのように整理しておくかは大切です。
もちろん事前に不動産屋さんから「こんな費用がこのとき必要です」と指示はあります。
しかしそのお金を用意するのは売主であるあなたが準備をするのです。
例えば契約時、売主としては次の2つが必要となります。
「契約書に添付する印紙代(1.5万円とします)。」
「仲介手数料の半額(30万円とします)。」
その場合は、A銀行の口座から1.5万円を引き出し、郵便局から30万円下ろした。
そして契約時に買主から受け取った手付金をB銀行へ・・・・・
もちろんこれでもかまいません。
しかし今はいいですが、数年後に郵便局の通帳を見たとき・・・・
「あれ?この30万円なんだったけ・・・・」となる
A銀行の通帳を見て、「この1.5万円なんだったけ?」
そして、決済ではまた別々の通帳からお金をだして、売買代金の残金を住宅ローンの口座に入れる・・・・・。
その後税金の申告をする際も、あっちこっちの通帳を引っ張り出し、マンションを売ったお金の動きを追わなければなりません。
これはあまりスマートとはいえません。
ではどうすればいいのかというと、今回のマンション売却の
お金の動きを管理する口座を一つ決めてしまうのです。
住宅ローンを支払っているのであれば、売却時に住宅ローンを一括返済する必要もあるので、その住宅ローンを支払っている口座を管理する口座にしましょう。
そして契約時でも「印紙が1.5万円と仲介手数料の半金が30万円だから31.5万円を引き出そう」と、してはいけません。
ちゃんと費用ごとに「1.5万円」と「30万円」分けて出勤します。
そして通帳に記帳したらすぐに金額の横に鉛筆かシャーペンで、そのお金の用途を書き込んでおきます。
また受け取った手付金なども必ずその管理口座へ入れておくのです。
この受け取ったお金もまとめて入金するのではなく「売買代金残金」「管理費精算金」「固定資産税精算金」と分けて入金しましょう。
すると将来見直したとき、領収証や売却の資料とのつじつまもきちんと合います。
マンション売却はいろんなお金が動く、だからこそしっかり口座の中でお金の整理しておきたいものですね。
次回はある「売出価格の安いマンションが売れない場合の注意点」について
お話します。