人に貸しているマンションの売り方は「特別」なんです。
人に貸してあるマンションを売る
今日は「人に貸してあるマンションを売る場合」についてお話します。
そもそも「人に貸しているようなマンションが売れるのか?」という
ことをよく聞かれるのですが、何の問題もなく売れます。
いわゆる「収益物件」としての売却となるのです。
この場合「住宅を売る」のと「人に貸している=収益物件を売る」ということで、当然売り方は変わります。
なぜ売り方が変わるのか?
それは「マーケット」が違うからです。
「住宅」としてマンションを売る場合は当然「買主」になるのは『そのマンションを買って住む人』です。
これが「収益マンション」になると、「買主」になるのは『そのマンションを買って収益を得ることを目的とする人』となります。
よって「投資家」が対象となるのです。
マーケットが全然違うのです。
通常の住宅としてのマンションを売る場合、買主はマンションのご近所の方であることが多いです。
もちろん例外的に遠方の方が買われる場合もありますが、やはり近所にご両親がおられたりと、何らかの関係がある方が買われます。
ですので、「地域」の不動産屋さんに売却を依頼し、地元を中心に販促活動をしてもらう必要があるのです。
ただこれが「収益物件」であれば話は変わります。
「地元の地主」が収益物件をもって大家さん業をしていることはあります。
しかし、収益物件を探している買主さんは全国にいるのです。
例えばいわゆる「ワンルームマンション投資」。
「ワンルームマンション買いませんか?」という電話が掛ってきたことはありませんか?
これはワンルームマンションを販売している業者が「不動産投資の見込み客」のリストをもっているからです。
そして実際に私のいる神戸のとあるワンルームマンションの話をしますと所有者を調べたところ、北は北海道、南は沖縄まで日本全国の方が神戸のワンルームマンションを買っているのです。
このことから分かるとおり、もしマンションを売るときに「人に貸している収益物件」として売る場合は、買主である『収益物件を探している人』は住宅のお客さんが「地域」にいるのとは違い『全国』に居ることがわかります。
よってマーケットが変わるわけですから売却を依頼する不動産屋さんも「住宅」と『収益物件』では大きく変わります。
住宅の場合は地域のことを熟知している不動産屋さんに売却を依頼する必要が出てきますが、『収益物件』としてマンションを売却する場合は『収益物件の売却を得意とする不動産屋さん』に売却を依頼する必要があるのです。
ただし、どんなマンションであればどんな不動産屋さんがいいのかについては「物件の属性」により少しずつ異なります。
(詳しくは無料電話相談で私に直接相談ください。)
『人に貸しているマンションを売る場合は、売るマーケット、売却を依頼する不動産屋さんも変わる』
このことをしっかり知っておいてくださいね。
次回は「将来家を売るために『今からできること』」についてお話します。