その売買契約価格の決め方は極めて危険です。
価格交渉時に同時に話をつけておくこと
今日はですね「価格の交渉時に一緒に話をつけておくこと」についてお話します。
売買契約をする前に、価格交渉が入ってくる事が多いです。
この価格交渉なんですけども大抵の方は値段だけの話をして
「じゃあそれでOKです」みたいな話になる訳ですね。
しかし、不動産の売買というのは値段だけじゃありません。
勿論、物件の価格というのはありますけど、例えば設備。
これが付いてるのか付いてないのか。
エアコンは付いてる部屋を売ったけども、買主さんはいらないと言っている。
そしたら当然、取り外す事が必要になってきますよね、売主さんとしては。
網戸がちょっと破れている。
「これは直して下さいよ」と買主さんが言うかもしれない。
そしたら当然ですね、値段と言うのはそこで変わってきますよね。
費用かかる訳ですから。
のようにマンションを売る場合、不動産全般に言える事なんですけども単純に物件の価格を先に決めては駄目なんですよ。
まずは今、物件がどういった状態で、それをどのような状態で買主に引き渡すのかをまず決めて、その状況の中で価格を「じゃあいくらにしましょうか」という設定をしなくてはいけません。
以前ですね、こんな相談を頂いた事があります。
「マンションを売る契約はもう目の前、明日になっている。しかし、今となってそのマンションをクリーニングをして買主に引き渡すのか買主がクリーニングをするのか。この負担をどうするかという事で、その話をつけてないままに明日契約なんですけど大丈夫でしょうか?」というご相談を受けた事があります。
これはですね、はっきり言って仲介業者である不動産屋さんの落ち度なんです。
このようにこの物件に対して引渡しの条件の中で売主・買主の負担。
こういう事もちゃんと先に決めて、それからそれを基に価格を決めていく。
ですから、価格交渉をする時には同時に「今のマンションをどのような状態で引き渡すのか」もしっかり交渉して、そしてですねお互い納得のいく売買契約に進めていくということ。
お互い納得いく価格にしていくことを心がけて頂きたいと思います。
次回は「売れない理由」
についてお話させていただきます。