受け取るお金にも準備が必要です。
マンション売却のときに受け取るお金
前回に続き、今回は売却時に受け取るお金についてお話しましょう。
受け取るお金として
・売買代金
・固定資産・都市計画税の精算金
・管理費・修繕積立金の精算金
駐車場代や町内会費なども精算する費用があれば行います。
では細かくみていきましょうね。
・売買代金
契約時に手付金、決済時に残代金という流れが一般的です。
売買代金に限らず、受け取るお金はしっかりと一旦ひとつの口座に
まとめて入れましょう。
そうすると、支出・収入がしっかり後から見ても把握できますよ。
・固定資産・都市計画税の精算金
1月1日、または4月1日を期算日として固定資産・都市計画税を精算します。
4月1日を期算日、年間の固定資産・都市計画税が12万円。
引渡しが10月1日とした場合、4-9月分を売主が負担、10-3月分を買主
から精算金として受領します。
ざっくりでいうと、半年分6万円を受け取るという形ですね。
・管理費・修繕積立金の精算金
上記の固定資産税等と同じように精算します。
しかし、固定資産税等が「1年」をベースで計算するのとは違い、管理費や
修繕積立金は「一ヶ月」をベースに日割り計算となります。
また管理会社からの引き落とし時期もありますので、しっかり確認して精算を
行いましょう。
受け取るお金については上記ですね。
あと補足しておくと、売買代金。
これをどのように受け取るか?
例えば決済のときに残代金として1800万円あったとしましょう。
通常その金額を金融機関のおいて伝票のやりとりで完了します。
しかし、その際残代金を現金で受け取ることも可能です。
ただし、1000万円を超える高額の場合は一応前日までに金融機関に現金の用意をお願いしておきましょう。
当日に言うと「現金をそれだけ用意していない」なんてこともあります。
また受け取りに関しても「1500万は振込みで、300万は現金で」なんてことも可能です。
受け取るお金をどうするのかも、決済の少し前には決めておきましょう。