媒介契約は専任or一般
私は著書、成功する中古マンション売却術の第4章37(129ページ)の中で「専任媒介契約のほうが優れている」という風に書きました。
これについては今でも「正論」だと思っています。
「本」という形で世の中に出す場合は「最大公約数の人に役立つ内容」を書きます。
ですので、大抵の場合は専任媒介契約で売却を依頼することが望ましいです。
しかし、マンションを売るということは
・そのマンションの特性
・売主さんの置かれている状況
これには個別的な違いが多くあります。
実際にはありえませんが、まったく同じ価値の部屋を売る売主さんが二人いたとします。
・Aさんはお金に余裕がありました。
・Bさんは今すぐお金が必要でした。
この場合、単純なアドバイスですが
・Aさんは専任で売却を依頼して、じっくり売りましょう。
とアドバイスるでしょう。
しかし、お金に困っているBさんには
・今すぐ大手数社と中小2,3社に声掛けて査定してもらい、3社選んで一般媒介で売りに出しましょう!
とアドバイスします。
ようするに媒介契約を選ぶとき「専任がいいか」「媒介がいいか」ということについては場合によっては一般を選ぶ必要もあるということなのです。
こんな話があります。
先日あるスポーツメーカーに勤めている弟から靴下が届きました。
マラソンを走る私の為に、彼が送ってきてくれたのです。
それは非常に「機能性の高い」マラソン用の靴下だったのです。
さっそく私はそれを履いて大会にでました。
結果・・・・・・その靴下が原因で途中棄権になりました。
その靴下の機能性が私の足に合わなかったのです。
メーカーはもちろん多くの実験をしたうえで商品化していますが、それでも私のように合わない場合があるのです。
もし、私がその靴下を履く前に、専門家に足の形や走る癖を見てもらってから履くか履かないかを判断すればこんな結果にはなりませんでした。
そしてこれは媒介契約を選ぶのもいっしょ。
「この靴下がいいよ!」というのといっしょで基本は「専任媒介契約」です。
しかし、中には売主さんのマンションの特性や、売主さんの状況によっては「一般媒介で売ったほうがいい」という場合もあるのです。
ただそれを自分の判断でやると、後になって「これでよかったんだろうか?」と・・。
アカンかったらまた不動産屋さん変えればええか!
なんてもんではありません。
売主さんによっては
「○月から○月下旬までは専任で、それで状況が変わらなければ○月から一般に切り替えましょう。その切り替えのさいに不動産屋さんにこういう条件をつけて・・・・」
このように売主さんの状況と物件に応じ媒介契約をどうするのか?を私はアドバイスしています。
なぜなら、マンションを売るときに「どのように不動産屋さんに依頼するか!?」は極めて大切だからです。
媒介契約のことで悩んだら、ぜひ一度私に相談してくださいね。
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