マンション売却と義理
マンション売却についての相談で意外と多い問題が「義理」の問題です。
「義理」というと堅苦しい感じがしますが、この「義理」のせいでマンション売却に悩む方が多いのです。
例えばよくあるのが、
・今はマンションに住んでいる
・しかし欲しかった一戸建ての新築を買うことにした。
・よって、先に土地を契約した。
・今のマンションを売らなければ、新たにローンが組めない。
・そこで戸建てを分譲している業者さんに不動産屋さんを紹介してもらった。
・その紹介してもらった不動産屋さんにマンションの売却を依頼した。
こういうパターンです。
この場合ですぐに売れればいいのですが、今のこの市場。
なかなか思うようにマンションが売れません。
戸建ての分譲業者さんとしてもマンションが売れないとローンがつかない。
よって依頼者も、分譲業者も売れないと困るという状況になるのです。
こうした場合、早々に売却を依頼する不動産屋さんを増やしたり業者を変えたりするのが一般的です。
しかし、マンションの売主さんは「分譲会社さんの紹介だから義理もあるし。。。。」
となかなか不動産屋さんを変えたり、増やしたりしにくいと悩むのです。
また、「友人の不動産屋さんにお願いしたけどなかなか話が進まない、でも不動産屋さんを変えにくい・・・・」という悩みもあります。
こうした「義理」を感じて動きが取りにくい状況になる方が非常に多いのです。
確かに、こうした「義理」を大切にすることは大切です。
しかし、一番大事なことは「今マンションを売っているのは、誰の為に売っているのか?」ということです。
あなたは、その分譲業者や友人の不動産屋さんの為にマンションを売るのではないのです。
あなた自身の人生の新しいステップの為にマンションを売るのです。
「じゃあ、そうした義理は無視していいのですか?」と思われるかもしれません。
そういう意味ではありません。
義理は大切にすればいいのですが、時として「断ること」も必要なのです。
では、どのようにしてこれまで付き合いがあったり、義理のある不動産屋さんに断りを入れればいいのか?
それは「売れないと私も困るのです」ということを相手に伝えることです。
「不動産屋さんを変えたい」ということをただ伝えるだけでなく、
「私は売れないことでこういう風に困るので不動産屋さんを変えたい(増やしたい)」と伝えればいいのです。
これは「心理学」にも基づいたコミュニケーション術です。
相手に意見を述べるときは、必ず自分の気持ちも伝えることが大事なのです。
このように伝えればトゲがたつこともありません。
「義理」も大事ですが、あなた自身の人生の新しいステップの為にマンションを売っている。
ということをしっかり理解して、うまく相手に気持ちを伝えてくださいね。
電話相談ではこうしたお悩みにもお答えしています。
また具体的な売れない場合の対策、値段の決め方含めご相談可能です。
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