知り合いからマンションを売って欲しいと声が掛かった
不動産屋さんにお願いしてマンションを売りに出していた。
そのときに親戚や友達、またご近所の方から
「あの~売りに出しているマンションを売ってくれない?」と声が掛かった。
今日はこんな場合どうすればいいのか?についてお話します。
まず大切なことを最初にお話します。
親戚や友達、またご近所の方から「売ってくれませんか?」と声が掛かった時は『絶対に直接話をしない』ということです。
昔から知っているから、仲良しだから。
そんな相手から話があると、ついつい気を許してしまいます。
そして直接売買の話になるのですが、これは絶対してはいけません。
なぜなら「その後の関係が壊れる可能性が極めて高い」のです。
「なんで?知っている者同志じゃない。腹を割って話せばいいじゃないか?」と思われるかも知れませんね。
しかし、これが大きなトラブルの元となるのです。
例えばこれが数万円の商品であればいいのですが、マンション・不動産は最低でも数百万円、数千万円となる話です。
また、売主買主で合意しておくべき事項がたくさんあります。
例えば小さなところであれば「売主が置いていったエアコンが2,3回使っただけで壊れた。どっちが治すの?」
「置いていくと言っていた照明器具が無い。」
「トイレを使ったら水が漏れる、壊れているなんて聞いてなかった」
こうしたことが多いのです。
また、知り合い同志だから腹を割って話せると思っていたのに意外とそうは行かない。
「お互いに知っているだけに、言えない」こともあるのです。
そしてそのままお互いに言いたいことも言えずに、結局後口の悪さだけが残った。
と、こうなるのです。
「でも、それって元々仲が悪いとかでしょ。私の場合は本当に親友とか親戚が相手だから大丈夫よ。」と言いたくなる気持ちも分かります。
しかし、こと不動産のことになるとやはりいろんな執着や考え方があるのです。
相続でも不動産が絡んでもめる場合があるのです。
親・兄弟でも。
まして他人であれば、なおさら揉める可能性は高いと考えれください。
では、知り合いから「売ってくれませんか?」と声が掛かった時に応対すればいいのか?
それは、売却を依頼している不動産屋さんにちゃんと仲に入ってもらうことです。
自分で見つけた買主だから、不動産屋さんを介さないことで手数料も要らなくなる。
と思われるかもしれません。
しかし、親しい仲の人から声を掛けられたからこそ、しっかりと間に入ってもらうのです。
お互いの言いたいことはしっかり不動産屋さんに言う。
価格についても直接交渉せずに、不動産屋さんを介して話をする。
そして、きっちり契約書を作って細かい取り決めもして気持ちよく売買すればいいのです。
ただ、ここで気をつけておくべきことが1つあります。
不動産屋さんを介して契約することをオススメしますが、その後はその不動産に関することは直接売主買主で話をしないことです。
親しいから不動産屋さんを通さずに話をする。
しかしそれは素人同士の会話です。
あとになって不動産屋さんも聞いて無い話。
書面にも残らなかった、よって後でトラブルに。。。
なんてことがあります。
実際私の携わった隣人同士の売買でも、口をすっぱく「直接今回の契約に関する話はしてはいけません」と売主と買主に言っていたにも係わらず、残存している売主の家具の処分について勝手に話をしていた。もちろん、私は内容を聞いてません。
結果、売買はうまくいきましたが、やはりその家具の処分費のことで揉める事になりました。
昔の人はよく言ったものです。
「親しき仲にも礼儀あり」
親しい大切な相手だからこそ、しっかりと不動産屋さんを介して気持ちよく売買しましょう。
マンション売却電話相談では、マンション売却に関する
「こんな時はどうすればいいの?」というお悩みにもお答えしています。
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どちらも私、田中が直接承ります。