ペットが飼えないからこのマンションは売れない?と思い込んでいませんか?
最近ペット可のマンションが増えてきました。
中古マンションを買う人でも「ペット可マンション」を希望される方がいます。
「そうなんだよな、最近ではペット可マンションが人気だもんな、うちのマンションいまどきペットダメだから売れにくいんじゃないかな?」と売る前に不安になったり、すでに売りに出している場合でも「このマンションはペットが飼えないから売れない」とお悩みになっている方もいるかもしれませんね。
実際のところ、ペットが飼えないとマンションは売れにくいのでしょうか?
たしかにここ10年ぐらいペットブームが続いています。
マンションでもペットがダメだったマンションが、規約の変更でペット可になる場合も多いです。
絶対的な流れとしては「ペット可」が増える傾向ですが、それが必ずしも「ペット不可」が売れないということではないのです。
なぜなら、世の中には「絶対ペットはダメ!!」という方もいるのです。
そして意外とその需要は多いのです。
特に最近ではアレルギー体質の方も増えており、動物のアレルギーを持つ方にとってはペット可マンションは「ぜったい住めない環境」です。
また、「動物が嫌い」という方もいます。
ペット可ばかり目に付きますが、確実にペットがダメな人もいるのです。
よって、ペットが苦手な方にすれば、いまのペット可マンション増加の流れは好ましくはないのです。
なぜなら、こうしたペットがダメな人にとっては「減りつつあるペット不可マンションを捜す必要がある」からです。
そういう意味ではペット可が売れるか売れないの大きなポイントであるとは言いにくい状況になっているのが現実なんですね。
「ペット可」だから売れないというのは、確かに絶対的な数の理論からだけ見れば売れにくそうと思うかもしれません。
しかし「需要」という部分では確実に「ペット不可マンションを強く望む」というマーケットはなくなりませんし、今後増える可能性も高いです。
だからもし、あなたが「ペットの不可」のマンションを売る場合であれば、「ペットが飼えない」というデメリットに落ち込むことはありません。
「動物アレルギー・動物が苦手なご家族にも安心のペット不可マンション」だと考えればいいのです。
そう思えば、すでに売りに出していて、売れない理由を不動産屋さんに聞いてみて「ペットが飼えないせいです」と言うような不動産屋さんは頼りにならないということ。
きっと「別の売れない理由」があると思います。
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