長期に空家にしていた家を売る場合には。。。。
空き家で長期に使っていない物件を売る場合の注意
相続や引越しなどで使わなくなって長期に空けていたマンションを売る。
そんな場合に注意しておくことがあります。
それは設備の状況です。
マンションを売る場合に、買い手と契約を交わすタイミングで設備状況の報告書もいっしょに行います。ここには、その物件内の設備状況がどうなっているかを明記します。
例えばエアコンが壊れているとか、屋外の照明が使えるかどうか不明だとか。
このときに長年使っていたマンションを売る場合は状況が分かっていますが、空き家が長かったマンションを売る場合は注意が必要です。
なぜなら長期間使っていない間に設備が壊れている可能性もあるからです。
先日もこんなことがありました。神戸の六甲山上にとある別荘がありました。
知り合いから売却の依頼を受けていた物件でしたが、これが大変だったのです。
なぜなら、その物件は山の上の別荘ですので1年に1度くらいしか使われてなかったのです。
そして、ここ数年は使っておらず。
また、この建物の建築設備図面もなければ、持ち主も「父が建設したのでぜんぜん私は分からない」という状態でした。
そこで、水道から下水、排水。電気からプロパンガス設置の機器、電気温水器に至るまで使用に問題がないか全て調査したのです。
使えるものは「使用可能」、壊れているものには「使用不可」。
中には「使用不明」ということで回答をしたものもありました。
これはマンションにおいても同じです。
長期間使っていなかった設備では、以前使えていたのに使えなくなってしまったものも出てきます。
使えないものを「使用可能」で売ってしまうと、壊れていた場合売主に修繕の義務が生じます。
そうならない為にも、売る前は一度動作確認をしてから売りに出しましょう。
ただ、壊れているもののなかで主要な設備の故障は直しておくほうがいいですね。
給湯器が壊れているなど。
ぜひ売りに出す前には設備の点検をしておきましょう。