付帯設備表には要注意!!



付帯設備表には要注意!!

そのエアコン大丈夫?

マンションを売る場合の契約において、大抵の場合契約と同時に「付帯設備表」なるものを添付します。 ここには、物件内の設備の状況が明記されます。 例えば「エアコンは何台ある」とか「トイレは水洗でウォシュレットだ」ということを書いていきます。 同時に契約時の段階で不具合のあるものについては、その状況を。 また、設備そのものが無い場合は「無し」の記載を行います。 実は、この付帯設備表。 注意が必要な書類です。 この付帯設備の内容については、不動産屋さんが実際に現場で確認したり また、売主さんに聞き取りを行ったりして作成していきます。 そして契約書に添付し、売買の時には契約書だけでなく、この付帯設備表にも売主としてサインし、押印する必要が出てきます。 「サインして、押印する」 と、いうことは必然的に「売主として、この書類の内容に責任を負う」ことになるのです。 例えば「エアコン3台 異常無し」となっていたのに、引き渡したら故障していた、、、、。 となれば、「引渡し後2週間以内の故障」などというように期間の設定はありますが、売主として修繕の義務を負います。 『自分のマンションの設備でしょ、分かりきってるからそんなことあるの?』と思われるかも知れません。 しかし、例えばトイレの便座。 冬場は暖めて使っていた、夏なので電源をほとんど入れなかった。 契約したのは夏の終わり、引き渡したのは9月末。 買主さんが、「そろそろ冷えてきたので、暖めるか。。。」と電源を入れると 「ん?暖かくならない!!!」なんてことが実際に起こります。 また、引渡し直後にガス給湯器が故障した。 なんて嘘みたいな話も。 自分が住んでいる場合はともかく、人に貸していて空き家になった物件を売るなんて時も要注意です。 設備と言えば機械。 当然アクシデントとしていきなり壊れる場合もあります。 しかし、すぐに壊れれば売主としての負担も、、、、、 では、どのようにこのリスクを回避するか。 それは実はきわめて簡単。 契約までに設備は1度全て動かしてみること。 そして、「怪しい」ものは付帯設備表に書き込む段階で壊れる可能性があって責任が持てない旨を書くことです。 古めのエアコンなんかは壊れるリスクがいっぱいです。 だから最初から「これ付けておくけど責任持ちませんよ」と宣言しておくこと。 そうしておけば売主に責任は及ばないのです。 ちょっとしたことですが、確認しておくだけで助かります。 ぜひ、マンションを売る時は設備の再点検をしておきましょうね。

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