第25回 家の売却と住宅ローンの返済
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私は普段、神戸でマンション売却専門の不動産仲介業者として活動しています。
その中で最近、本当に多い相談はですね。
住宅ローンと家を売却する事についてです。
どういう事かと言うとですね「家を売ろうと思ってる。家を売らなくてはいけない。」というお客さんから相談があるんですけども。
「どうも私の家は売っても2000万円ぐらいにしかならないです。」と。
「だけど住宅ローンの残りが2500万円ぐらいあるんです。500万円の差があるんですけど、家が売れますか?」という質問をよく受けます。
本当ね、10人いたら今、6人ぐらいこういう相談があるんですね。
で、私がこの時どういう話をするかと言うと「売れない事はないです。但し、非常に大変ですよ。」ということはお話させて頂いています。
どういうことかと言うと、原則的に売れるか売れないかというと売れるんですよ。
但し、家を売る時というのは契約書の中でですね、その家についてる借金の担保とかは絶対外して下さいねと。
売買の決済の時も外して下さいねということは条文はついています。
ですので、住宅ローンを家を売った時に全額同時に返済して担保を消してもらう必要がある訳ですね。
となると、この例えば先程の例の方で2000万円で家が売れそうだと。
だけど借金が2500万円残ってるという方で500万円のこの足らず分、これはどうするかと言うと原則的にはご自分で自己資金を用意してもらうしかありません。
逆にこれが用意できないのであれば家を売ることは難しいと思われた方がいいと思います。
ウルトラCとしてですね、新しく同時に家を買ってその家を買う住宅ローンの部分に足らない部分のローンも足して借りるという方法もありますが、これは将来的な資金計画もしくはライフプランに大きくダメージを与える可能性もありますし、タイミングよく買う家が見つからないとうまくいきませんので、私はお勧めできません。
非常に厳しい話なんですけど、どうしても家を売らなくちゃいけない。
売る時にはどうしても借金が残ってしまう。
この場合は、親御さんであるとかどなたかからお金を借りて、この残りの借金を返してしまわないと家は売れないという形になってます。
ですので、最近ですねこういう形で家が売れない方が、もう賃貸にしてしまうと。
賃貸でしたら借金したままでも貸せますから、賃貸にしてしまうという方も多いのが現実ですね。
不動産の価格が昔のように右肩上がりではいきませんので、下がることを前提にした住宅ローンの借り方、これを考えて借りないといけないと思います。
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