第53回 住んでる人が一番知ってる
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家を売るのは不動産屋さんのお仕事です。
でもその家を売れるようにしていくのは、実は売主さんだとしたらどうしますか?
今回お話するのは「家を売る時のセールス」これについてお話したいと思います。
皆さんですね家を売る場合は不動産屋さんにこの家売ってほしいんですという事をお任せして、そして不動産屋さんが不動産業界のネットワーク若しくはチラシなどを作ってですね家を売っていくんですけども、そのチラシとかですね不動産業界に出回る
物件の資料これに大切なあなたのお家のポイントが書かれていないという事がたたあります。
例えばですねこの間も相談があったのは、「いやー実は田中さん、うちの家には駐車場が3台あるんですよね。で、これが良くて見に来る方が何人かいるんですけども、なかなかそういういい人が出てこないんです。」という話だったんです。
この時に「じゃあその物件の資料見せてもらえますか?」ってことで見たら、その物件の資料の凄い小さい所に「駐車場3台あります」とだけ書いてるんですね。
でもお客さんのお話を聞くと駐車場3台あるから見に来るお客さんが多いということなんですよ。
この話から、お客さんの家を見に来る方は駐車場3台ある事に魅力を感じて見に来る方が多いということだったんですね。
ということは、この駐車場3台あるよというのはもっと前面に押し出してですねいかないといかん訳ですよ。
ではどうするかと言うと、今の所その物件の不動産業界に出ているデータには「中古一戸建て」これだけですよ。
それを「中古の一戸建てです。駐車場が3台ある中古の一戸建てです。」と書き換えたら、やはりそういうお客さんを持ってる不動産屋さんは目を引く訳ですよ。
このように家のセールスポイントというのは、実は上手く不動産屋さんが表現しきれていないことが多いんですよ。
「調合がいいです」「風通しがいいです」とかありますよね。
これって不動産屋さんが作った言葉なんですよ。
ではなくて、そのお家のセールスポイントというのは、やはり住んでいた方しか分からないんですよ。
で、こういった事をどういう風に不動産屋さんに伝えるかと言う事は、まずあなた自身が自分の家で住んでて便利だったところ、これをたくさん箇条書きにして不動産屋さんに「これが我が家のいい所なので家を売る時にはこれでお客さんにお話をして頂けますか」と言う事を伝えた方がいいんですね。