第63回 交渉がまとまりそうな時には
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さていよいよ購入申込書・買付申込書のお話も架橋に入ってまいりました。
昨日、お話したのは売主さんの立場で購入申込書をもらった時は「まず返事は早くしましょうね」っていう事をお話しました。
その続きになりますけども、例えば売主さんが3000万円で売りに出してる物件に対して購入申込書が2500万円で入ってきた。
こんなに値段交渉って事はまずないんですけども、極端な例でお話しますね。
するとですね売主さんとしては、「んー2800万円までだったら考えてもいいな」という腹積もりがある場合は買主さんに対して「ちょっと多少はね交渉を考えるから、もうちょっと頑張れないか?」という事をですね買主さん若しくは買主さんの不動産屋さん、買主さん側の不動産屋さんに申し伝える訳ですね。
するとですね、やっぱり考える訳ですよ、買主さんとしては。
何故かと言うと基本的に例えば3000万で売ってる家が必ず2500万円にならなきゃ買わんという人はですね、いないですよ。
どういう事かと言うと、皆さんも家を買うこと考えた場合に家というのはなかなか自分に合ったものが現れない訳ですね。
そしてやっと運命の家に巡り合えた時に、あとちょっとの金額差だったらお金を足しますよ、大抵の方は。
やーもうこれはね2500万までなんだよ。2500万までに絶対に3000万の家がですね、値下げされないと買わないという人はですね、あまり多くはいないので売主さんとしましてはもう要しても予算が2500しかないという買主さんなら別ですけども、多少含みを持ってるかもしれないという事を考えてですね、「もうちょっと購入金額を頑張って上げて下さいよ」という事を言う訳ですよね。
そしてですね、話がだんだんだんだんこう近寄ってきまして、値段がパチッと合った段階でここで大事な事を1つお話します。
値段がパチッと合った。
契約の条件がある程度パチッと合った段階で、じゃあ普通はですね「じゃあ契約の日を決めましょう」ってなるんですよ。
その前にそれも大事なんですが、「分かりました。そしたら売主・買主の条件が整ったので、再度買主さんからこの決まった金額で購入申込書をもう1回出してもらって下さいって事をお願いして下さい。
そして売主さんは、それをもらったら今度はその値段に合ったものに対して売渡の承諾書というのを作って下さい。
要するに購入者からこういう条件で買いたいんですって申込書がきますよね。
これに対して「分かりました。じゃあこういう申込書に対してこういう値段で売る事を承諾しましょう。で、契約しましょうね」
という話でですね