第122回 売買契約までの準備
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買付証明書をもらって値段の合意をして、覚書を取り交わしましょうという話をしましたけども、じゃあですね、その値段の条件の成就した後、契約までにどういった事を注意すればいいのか。
これについてお話をしていきたいと思います。
買付証明書が入ってきましてですね、売主さん・買主さんの意見が合いますと、結構速い段階で契約という形になります。
早ければですね、例えば水曜日ぐらいに買付証明書がきて条件が揃ったらですね、もうその週末の日曜日に契約なんて事もあります。
その場合ですね、売主さんの立場としては、特別に用意するもの、お金とかですね、そういった物はないのですが、書類関係のチェックだけは早めにしておかなくてはいけません。
書類関係のチェックというのは所謂、契約書の中身ですね。
この中身のチェックについて、今日はお話していきたいと思います。
まずですね、契約の購入申込書がきまして、で条件が書いてますよね。
それに売主さんが見てですね、「じゃあ、この条件で売りましょう」
そして「買いましょう」って事が整った段階で、「じゃあ、契約日いつにしましょう」って話になってきます。
この契約日ですけども、これはできるだけ早く契約して下さい。
契約はできるだけ早くして下さい。
用事があって1週間先にとかしておくとですね、買いたい人の気持ちが冷めてしまう場合があります。
購入申込書を出してですね、売主・買主の条件がその場で合意したとしても、やはりですね契約書を取り交わしておかないと、非常に弱くなります。
売主さんとしてはですね。
ですので、その買主さんの気持ちの熱いうちに早く契約しておく。
これは非常に大事です。
ですから、もう買付申込書がきたと。
じゃあ、売り値段も決まって買いたい値段も決まったとなればですね、1日でも早く契約書を取り交わすって事が大事になってきますよね。
そしてですね、この契約書なんですけども基本的には今、不動産屋さんっていうのは1から契約書を作る事はなくてですね、ほとんどはある程度決まったフォームがありまして、そこの虫食いの部分に穴埋めをしていって契約書を作っていくパターンが多いです。
ですから、契約書を作るのに何日もかかる事はありませんので、不動産屋さんにはですね契約の前には必ず契約書の中身を見たいので、FAXを送ってくれということを頼んで下さい。
そしてですね、不動産屋さんから契約書をFAXしてもらってですね、その契約の中身についてしっかり読んで頂きたいと思います。
この契約書の中身なんですけども、「そんな不動産の契約なんて読んでも分からないよ。」って事言うかもしれませんけども、意外と不動産の契約というのは難しい事は書いていません。
よくよく読めば簡単ですので、1度1から順番に読んで頂いてですね、分からないとこは電話して不動産やさんに聞いてですね、契約当日初めて契約書を見たという事だけはないようにして頂きたいと思います。
しっかり事前に契約書をチェックしておいて契約当日にはですね、気持ち良く契約をして頂きたいと思いますよね。
それでは、いざ契約、どういう風にしていくのかについては、また明日からお話していきたいと思います。