第160回 今後の不動産市場の先行き その3
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今日はですね不動産市場これからの日本の不動産市場の先行きについて今週ずーっと話してる第3回目という事で、需要と供給の内の需要、この需要についてお話をしていきたいと思います。
まずですね、需要という大きなパイで見た時に一言で言うとマンションを売る人に対してはマンションを買う人、家を買う人が需要という事になります。
じゃあこの需要は今どうなってるかと言うと、まずざっくりとした大きな目で見るとまず日本全体から考えれば、人口がですね2004年から減少をしております。
2004年から既に日本の人口というのは減少してるんですね。
ですから単純にまず人が少なくなってるという事が言えます。
ただですね不動産の需要という部分で考えた時にこの人口の減少というのは直接的な要因はないんですよ。
と言うのはですね、家というのは一人一軒住む訳じゃない訳ですね。
じゃあ何が逆に大切になってくるかと言うと世帯数、世帯数が大切になってきます。
現在ですね世帯数と言うのは、大体5千万軒ぐらいあると言われてる訳ですけども、実はこの世帯数2004年に人口が減ってからも世帯数は増えていってるんですね。
で、これはですね核家族化の影響などもありまして、世帯数が人口と比例せずにですねまだ増え続けてると。
ただし実はこの世帯数も2015年をピークにそれからは減少していくという流れになっています。
世帯数が少なくなるという事は単純に家の数が必要となる数が減っていくという事が言ますよね。
それでですね、ちょっと面白いデータがありまして実は平成15年、平成15年の土地建物の統計調査をした所ですね、今住宅というのは1世帯辺り1.14戸あると言うんです。
1.14戸。
と言う事はですね、既に住宅と言うのは平成15年の段階で1割余っているという状況です。
ですから、そういった意味ではざっくりとした部分で見ても家というのは供給型に対して需要が減っているという形が言えると思います。
そしてですね、ちょうど今年また平成20年に住宅土地の統計調査がありますので、また新しいデータが出てくると思います。
まずですね全体的に日本というのは需要という部分で関しては人口減っていく、更に世帯数減っていく。
そして左近ですねお金、お金の問題で家が買えない人が増えています。
と言うのはですね、家を買うというのはやっぱり安定した収入があるという事が大原則になる訳ですが、派遣社員とかですね、雇用形態が変わって安定的な収入が得られない人がどんどんこれから増えていくと言う事でますます日本という国はですね、需要と供給の部分で家を買う人、需要の部分がだんだん小さくなっていくと言う事が言えると思います。
今日はですね、日本の不動産市場の先行きの需要の部分、これについてお話をさせて頂きました。