第163回 中古マンションの需要と供給
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それでは昨日に続いて「マンションの売却の最適な方法と最適な価格」これについてお話をしていきたいと思います。
この話をする時にですね、まず知っといて頂きたいのがまずマンションを売る時、まあ買う時もそうなんですけども必ずそこには売り手と買い手が存在します。
売りたいというのが所謂、供給ですよね。
そして買いたいという需要、この需要と供給の需給バランスがいい市場というのは、物が良く動くという形になっています。
例えばですね、限定物のブランド品や人気アーティストのコンサートチケット、こういった物はですね欲しいという人に対して供給される枚数が凄く少ない。
だからですねネットオークションやですね、そういった所でチケット販売日にはですね長蛇の列ができ、オークションでは高値になるというような需要に対して供給が少ない場合はこういった事が起こります。
で、逆にですねたまにニュースでありますけども、魚が取れすぎて値段がつかないというニュースを見る事があると思います。
これはですね、魚を買う人に対して取れすぎた大量の魚の為に値崩れをおこしている。
こういった状況ですね。
これはまさに需要に対して供給が多すぎる。
供給型と言われる状態ですね。
市場というのはですね、このように需要と供給という微妙なバランスの上で成立しています。
そしてこの理論はですね、中古マンション売買の市場も全く同じ原理です。
ではですね、今この不動産の中古マンション市場どうなっているかと言うと、まず需要としてはマンションを買える人、マンションを買いたい人、買える人ですね。
そして供給は売りに出されるマンションの数となります。
そして結論を先に申し上げますと、今後中長期的に日本のマンション市場は売り手に対して買い手が少ない。
買い手市場が形成されていくという事が言えると思います。
となるとですね、今後ますます皆様がマンションを売る時には売れにくくなるという風になっていくという事ですね。
一部ニュース等ではですね新築マンションが売れない。
価格の安い中古マンション市場が今後良くなるという情報もありますけども、これはですね私はちょっと?(ハテナ)と首をかしげる部分です。
と言うのはですね、08年にそれまで好調だった自動車市場で車が新車が売れなくなったというニュースがありましたが、原因は原油高ですね、だったと言います。
だから車が売れない。
で、中古車が売れたという事になったかと言うと、中古車も売れなくなってるんですよ。
一時的には中古車売れますけども、ある程度行き渡ってしまうと中古車も売れない、新車も売れないという状況に今なっています。
マンションの場合もこれから中古マンションたくさん売れるというようなニュースは出ていますが、それは今だけの話でもう近々この話もですね中古も売れにくくなるという状況になると思います。
このようにですね、何故私が需要と供給マンションに関して売れ残るという話をしているのか。
これにはもちろんね理由があります。