第198 回 査定 は 事例 だけで決めてはいけない。



第198 回 査定 は 事例 だけで決めてはいけない。

■ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》 いよいよ売却を依頼する不動産屋さんが決まった次にはですね「売却価格の決め方」査定ですよね。この話に入っていきたいと思います。 売却価格の決め方なんですけども、不動産屋さんが査定書を持って来ます。で、査定と言うのはですね過去の売れた実績、同じマンションとか近隣で売れた実績を元に出します。 ただですね、これが100%正しいかと言うと実はそうではありません。 これには大きく2つの理由があります。 1つめはですね、この事例には売主さんの状況が反映されていないこと。と言う事はですね、もし売主さんがお金に余裕があって時間をたっぷりかけて高く売りたかったのか。 もう急いでいて、もうすぐにでもお金にしたかったのか。 これによってですね、価格と言うのは大きく変わる訳ですね。 こういった売主さんの背景が分からないのが1つ。そして、もう1つがですね時間です。 どういう事かと言うと、今年と去年では状況が違う訳ですね。 今の不動産市場見てもらったら分かる通り、今非常に悪いです。 しかし、2年前だと非常に良かった。 こういった意味ではですね、この時代によって変わってくる。 依って、事例がいつの事例なのかによって全然、状況が違う訳ですね。 ですから、不動産屋さんが持ってくる査定額と言うのはある程度叩き台という事で、そっから売主さんと話合いで価格が決められていくという事になります。 ですからですね、よくあるのが「値段の高い査定証を持ってきた不動産屋さんにお願いすればいいのですか?」というご質問があるんですけども、まあそれは大間違いであって実際の売りに出す時の値段は不動産屋さんと売主さんで話し合いの元で決められますので、その査定証を持って来た時にですねどういった説明ができる不動産屋さんなのか。 ちゃんとですね、売主さんの話を聞いてくれる不動産屋さんなのか、それを見極めた上でそっからですね値段が低い査定を持って来ても話し合いをしてですね、その中で作戦を練っていく。 そういう風にしていけばいいと思います。 あとはですね不動産屋さんが持って来た価格がですね、どの程度正確というかですねそれを見極める方法としては、やはり売主として自身で知識を深めておく事が必要です。 じゃあそれを実際にどうやってやるのかについてはですね、一番簡単なのはもう単純にチラシや物件情報を集めておく事です。 普段ですね、ポストに入るチラシ自分と同じマンションの物があったら確実にとっておきましょう。 そしてですね売りに出されている物件の価格をですね、その売りに出されている物件のですね広 さ㎡数で割って頂くと単価が出ますので、この単価がいくらぐらいかを計算した上でですね自身のマンションの広さにかけてみる。するとある程度、参考価格はとれるんですね。 で、こういった査定の為のこういう資料としまして、こうチラシで物件資料たくさん集めておくと将来自分が売る時にですね、ある程度の価格というのは読めますので、それで正しいか正しくないかっていうのが見えますから、是非ですねこれお金かかる事じゃないですし、皆様の不動産売買というのは一生に何度もない事ですので、その時の為にもですね普段からこう自分と同じマンションの物件が出たらですねチラシを置いていく。 こういった癖をつけておいて頂きたいと思います。


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