第200 回 マンション 売却 の戦略
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今日はですね「マンション売却の戦略」これについてですね実例を元にお話をしたいと思います。
実例に登場して頂くのはですねNさんという方です。
Nさんはですね、ある時、私の所に電話がありまして「マンションを売りたいので見に来てほしい」という事だったんですね。で、実際に見に行ってみますとですね、階段で5階そしてですね築25年というですね結構古いマンションだったんですよ。
で、いろんな方のですね査定を見てもらってたみたいで他の不動産やさんの査定ではですね「1400万円ぐらいじゃないでしょうか」という話だったんですね。
ただですね私が見た所「あと100万円ぐらい高く売れるんじゃないかなあ」という感じはしました。
そこでですね私は1500万円という査定を一旦もちましてですね、Nさん所へお伺いしてお話を聞いたんですね。で、その中でですねNさんは売り急いでなかったんですよ。
で、売り急いでなかったのと私がいろいろ調べてみますとですね、その辺りには意外とマンションが少ない。依ってですね「結構マンションに対する需要はあるんじゃないかな」という風に考えまして、Nさんのマンションをですねなんと1500万円の査定をもっていた私がですね1890万というですね値段で売りに出しました。
もちろんですねNさんとは徐々に徐々に値段を下げていきましょうという話はしてたんですね。
しかし、このマンション売りに出してすぐにお客さんがつきました。
当然ですねちょっと高めですから値段交渉があったんですけども、結果としてはですねなんと1680万円、1680万円で売れたんですね。で、元々私がもっていたのは1500万で、それよりも1割以上高い訳ですよ。
で、更にですね他の不動産屋さんは1400万円が上限だと言っていたので、結果としてですね約2割ですね。約2割ぐらい高く売る事ができました。
これはですね非常にこのNさんにも喜んで頂いたんですけども、勝因としてはですね、やはり時間的に余裕がある事があったので高めから出した。更にそのマンションは地域にあまりマンションがなくて非常に競争力があるという事を思いましたので、高めに出した。
結果としてですね、やはり買われたのは非常に近所の方が自分の子供たちの部屋を探してるという事で見つけて頂いて買って頂いたんですね。
ちょっと前回、前々回ぐらいかに言いましたけど、値段って言うのはですね、ある意味非常にこのあいまいな所がありまして、今回Nさんのマンションを買った方のようにですね自分の息子たちを住まわしたいという事になるとですね、そこに過去の値段がいくらだからという部分のですね認識っていうのは薄まります。
と言うのは、やはり近いからという部分の自分にとってのプレミアムを値段の中に入れますので、絶対ですねこの事例だけで計算するとそういう部分は出てきませんので、そういった事も想定しながら値段付けをして、そしてですね戦略的に売っていく。
これがNさんの勝因だったと思います。
このようにですね、マンションを売る時には必ず戦略を付けて売っていく。
そうしないと、もしかしたら良い条件で売れるチャンスを逃す可能性がある。
こういった事をですね今回の事例でお話しました中で皆様に感じてもらえればと思います。