第221回 売買契約当日の流れ
■ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》
今日はですね「売買契約をする時の準備と実際の売買契約の流れ」これについてお話をしていきたいと思います。まずですね、売買契約の準備としましては前回までお話しました通りですね、前もって契約書の中身、売主さんの場合は重要事項説明書これをしっかり見ておくという事をお話しました。
で、他にしておく事と言うとですね、やはりこう準備ですよね。
で、この準備というのはやっぱりお金の準備、そして物の準備になります。
まずですね、売主さんとしては売買契約の時には契約書にハンコを付いて、手付金を受け取るという形になりますので、特単にこう用意する物と言ったらほんとに印鑑と、後はですね時に身分証明の提示を言われる事がありますので、身分証明書そうですね保険書または免許書こういった物でいいかと思います。こういった物用意しておくこと。
で、買主さんはですね、ここにやはり手付金がいります。手付金というのはですね大体、売買代金の10%前後と言われてますので、勿論ですねもう契約の段階では決まってる事ですけども、例えば1500万のマンションだったら150万とかですね。
これが1890万だったら180万だけとかそういう風に決まってますので、それをですね事前に不動産屋さん、若しくは買主さんとちゃんと話を詰めておいて、その手付金を用意する事になります。そして、最後にですね売主・買主が共に用意する物としては印紙があります。
印紙というのはですね契約行為に対して税金をかけるよというですね、ちょっと私から見たらですねとんでもない事だと思うんですけどもそういった税金があるんですよ。で、その税金を支払う時に印紙を買って、それを貼って契約書にお互いにこう割印をしておくという事になる訳ですね。
で、この印紙なんですけども、大体1000万円を超えてくるような売買の場合は1万5千円となります。ですから、売主さん・買主さん共に1万5千円ずつの印紙を用意する事になります。
ただこの印紙に関してはですね、ほとんどの場合が買主さん・売主さんが自分で買いに行く事はないんですよ。ほとんどは不動産屋さんが買っておいてくれますから、当日はそれに対応すると言うか、それに合った金額、1万5千円だったら1万5千円の現金を持って行って不動産屋さんと当日契約の時に印紙と交換して貼って割印をするという流れになります。
で、もしですね不動産屋さんに「いや、買っておいて下さい」って言われた場合、ほとんどないと思うんですけども印紙というのは郵便局で売ってますので、郵便局の窓口へ行って頂いてですね「印紙下さい」って事を言うとですね、この時一応安全をみて「不動産売買するのでその時の印紙下さい」って事間違えないと思いますので、必要な印紙の額を買って来て頂きたいと思います。
そしてですね、いよいよこの準備ができましたら契約当日になる訳ですけども、大抵の場合はですね契約当日は売主さんより買主さんの方が少し早く来ます。と言うのはですね、買主さんには建物のどういった建物なのかの説明する重要事項説明という作業があります。
これがですね、早い場合で30分、もうちょっとかかる場合もありますので、これはですね売主さんとしては特段この説明を受ける必要がないので買主さんを先に呼んでおいて説明をしといて、これが終わる頃に売主さんが合流して、じゃあいよいよ売買契約となります。
で、この重要事項説明はですね一応法律上、不動産屋さんが売買契約の前に買主さんに物件の内容を説明して下さいよという法律が決まってますので、これにのっとって行われる訳ですね。
ですから、買主さんはよくこの話を聞いて不明な所はちゃんと確認しておく。
そして、この説明が終わった頃に売主さんがやってきて、いよいよ売買契約という流れになります。で、売買契約なんですけども流れとしましては、もうお互いにまず簡単に挨拶をしまして実際に売買契約書の中身を不動産屋さんが読みます。
で、これに伴いまして皆様は売買契約書の実際の原本をこう目で追っていく訳ですね。
事前に確認していたけども、何かここで不明なこと気が付いたことがあればですねメモ書きをとっといて下さい。
そしていよいよ説明が終わりますと、「じゃあ売主さん・買主さんこれで内容問題ないですか?ご質問ありませんか?」という事聞かれますので、この時にですね、しっかりと買主さんに聞きたいことあれば、売主さんに聞きたいことあればこの時に聞いておいて下さい。
そして、それを納得した上でお互いいよいよ記名・押印する訳ですね。
で、この記名・押印のハンコなんですけども、これは実印である必要はありません。
ですから所謂、三文判でも結構です。これで契約書に名前を書いてハンコをついて、そしてですねその後はいよいよ手付金の受け渡しとなります。
で、次回はですね、この手付金の受け渡しからですね、契約後どういった事を今度は準備していけばいいのか。これについてのお話をしていきたいと思いますので、是非次回も聞いて頂きたいと思います。