第２２８回　今、家を買い替えるときの注意点　前編

■ポッドキャスト（音声）で聞く⇒《音声再生ページ》 今日はですね「これから将来に向かって家を買い替えたい、住み替えたい、その時に将来買い替える先の家はどんな家を今の時代に買えばいいのか」これについて話をしたいと思います。 前回はですね、ちょっとサブプライプの話もしましたけども将来的に日本というのはですね、家を買う人というよりも買える人というのが徐々に少なくなる傾向が強いと。 で、「賃貸でもいいや」という文化がですね若者の中に根付いてきていると。 そうなってきますと、家を今の家を売ってその先の家を買う場合には買う家をちゃんと将来そこに住み続けるんだったらいんですけども、もし将来売る可能性があるのであればその買う家に関してはしっかりと売れる家を買わなくてはいけないという事になる訳ですね。 じゃあ、一体どういった家が将来人口が少なくなり、更にですね買える方が少なくなる中でも需要のある家なのか？需要のある部屋なのか？マンションという括りでですね今日はお話をしていきたいと思います。まず１つにですね、「立地」が一番重要となります。 不動産というのは、ほんとにもう立地条件で大きく変わるんですね。 で、特にマンションというのは更に立地はもう建物ここだよと決まってて、その上のどの部屋にするかって事になりますので、やはりですね立地非常に大事な訳ですよ。 で、単純に将来１０年ぐらいたって売りに出した時に立地が良い所と立地が悪い所で売りに出せば当然売れるのは立地の良い所が売れる訳ですね。 ですから皆様が今家を買う時にアウトレットマンションとかですね安い物件たくさん出てますけども、そこの立地はどうなのか。 まずそこを考えてほしいんですよ。そこは立地があまり良くなくて、将来ここは人口が減るだろうなという地域。そこだと安いけども買ったら将来売る時も安くしか売れない訳ですね。 それだったらちょっと頑張って少しでも駅に近い、そういう部屋を買ってほしいんです。 更にマンションで言いますと、立地の次に大事なのが位置です。 「位置」これはどういう事かと言うと、マンションと言うのはですね沢山の部屋が１つの建物に入ってまして、部屋毎に階数も違えば向きも違う。 間取りも違えば広さも違う。こういう形になってる訳ですね。 じゃあ、皆様がどういった家を選べばいいのか、部屋を位置を選べばいいのかと言うと、当然将来売れやすい位置を選ぶ必要があります。 例えばですね、１棟で何百戸とあるマンションの中で南向きと当然北向きもある訳ですよ。 そしたらですね北向きと南向きだったら将来どっちが売れやすいかと言うと、当然南向きの方が売れやすいんですよ。 で、北向き買う方の中にはですね「いやー自分達は普段昼間仕事をしていて昼間家にいないから北向きでもいいんですよ」という方はいるんですけども、ただしそれは自分達が今住んでるからいいだけであって、その家を今度売りに出そうとした時はやっぱりですね南向きの方がいいなあという買主さんが多い訳です。 で、特に沢山大きなマンションであれば北向きが売りに出ている。そして同時に南向きが売りに出ているとなると、やはりですね南向きみんな見に行きますよ。じゃあ、そこに対抗して北向きがどうやって売っていくかと言うと、もう値段を下げるしかない訳ですね。 ですから、例えば４階の北向きを買うんだったら３階の南向き。そしてですね、もう１つ言っておくと「間取り」ですよね。で、間取りもやはりベーシックな物がいい訳ですよ。 あまり個性的な間取りの部屋を買ってしまうと、それを沢山の人がいいと思うかと言うとやはり「いいな」と思う人は少ない。 ただ、少ない対象に向かって売るので値段高く設定できる可能性は当然ある訳です。 ただし、手離れの良さを考えるとやはり「誰もが使いやすい間取り」こういった物を選ぶ方がいい訳ですね。で、更にポイントとしておくと、例えばですね向きが北向きなのか、南向きなのか、間取りはどうなのか。 あとですね、角部屋なのか、最上階なのか、両方挟まれた部屋なのか、エレベーターの隣の部屋なのか。エレベーターの隣だと人が沢山前を通るから嫌だという人もいる訳ですね。 そういった所を吟味しまして、できるだけ沢山の人がいいなと思う部屋を買う。いいなあと思う立地条件のマンションを買う。これが非常に大事なんですね。 ですから皆さんもこれから家を買い替えをする時はですね「沢山の人がいいなと思う部屋」これをですね買っておく事が将来売る時に苦労しない秘訣だという事を今日はお伝え致しました。