第239回 売る前に家族の意思を統一しよう
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今日はですね「家を売る場合に家族としてどういった心構え、またどういった姿勢で売る事をしていけば一番いいのか」これについてお話をしていきたいと思います。
何故今日はこういう話をするかと言うと、世の中にはですねいろんなご家庭がある訳ですけども、ご夫婦で住まれている家を売るという事もあると思うんですね。
で、その場合は大体窓口で電話をかけてくるのは奥様である場合が多いんですけどもその時のですね家庭内の決済権、所謂最後の決める人は誰かという事をまず決めておく事が大事なんですね。で、何故かと言うと、例えば不動産屋さんから値段についてポンとほられたと。
で、その時に奥さんがそれについて決断をするのか、ご主人さんが決断をするのかというのをちゃんと決めとかないといけない訳ですよ。
どういう事かと言うと、奥様が前に出て不動産屋さんと話をしている。
しかし、その中でどうしてもちょっと納得のいかない部分がある時に奥様としてその場で「いやーそれはちょっと」っていうのは断りにくい場合もある訳ですね。
じゃあ、どうするかと言うと「常に最終的な決断は主人に聞いてからお話させて頂きます」という形にしておく訳ですね。
で、若しくはご結婚されてない方だと例えば自分のお父さんであるとか知り合いの不動産に詳しい人がいるという形にしてですね「その人の話を聞いてから決断をする」という言い方で交渉の時間を少し得たりですね、また判断をする事に対してですね時間的余裕をとる必要があります。
でも特にですね、ご主人さんが後ろにいて奥さんが前に出る場合は例えば断りたい事があったとしても「いや私の方は説得したんですけども主人の方がどうしても納得いかないのでそれはちょっと勘弁して下さい」という事がですね、そういう形であれば言えるんですね。
しかし。常日頃奥さんと旦那さんが一緒に横に並んで不動産屋さんと話をする事も大事は大事ですけども、最後の「うん」「ううん」要するに「イエス」「ノー」ですね。この部分をご主人さんが決済権をちゃんと持っているという事をアピールしておく事は非常に大事です。
ですので、まず家を売りに出す時は家族の内誰が窓口になるのか。
不動産屋さんとの窓口になるのかという事を明確に決めておく必要があります。
で、更にこれを決めておく必要性というのは何らかの連絡事項を不動産屋さんも誰に言えばいいのかというのをですねハッキリしとかなくちゃいけない訳ですね。例えば、Aという話をする。
そして後日、ご主人さんに奥さんと一緒にいる時にAの話をした時に伝わってなかったとなった場合に不動産屋さんにご主人さんが「何で俺に言ってくれないだ」って事になる訳ですね。
そうならない為にも、まずは不動産屋さんと話をする時に窓口は誰であるかという事をですね、ある程度明確に不動産屋さんに伝えておく事がいいと思います。
例えば、「主人忙しいのでとりあえず普段の日常的な事とかいろんな相談事はまず私がお話聞きます」という事で不動産屋さんに言っておくとですね、そういった形でご主人さんの決済権がご主人さんにあって、更にご主人さんには奥さんがちゃんと伝えるという話のルールを作っておく訳ですね。で、これで不動産屋さんに対する窓口が1つ出来て、ちゃんと整理するっていうのも大事なんですけども今度は逆にこの自分の家庭内での情報整理もこれがなります。
と言うのはですね、こう家を売るとなりますと、その売る家を買ったお父さんお母さんがその時に資金協力してるとこあると思うんですね。
で、この時にお父さんお母さんにしてみれば不動産を買った物をすぐ売るとか言うのは「何という事だ」というのをですね、やっぱり時代的な考え方で思う事がある訳ですよ。
そうならない為にもちゃんと家庭内もしくは関係の人にですね「いや今回マンションを売る事になって」って事は伝えなくちゃいけない訳ですね。
その時にもですね、やはり上手く伝えないと何か変な風に伝わってしまうと非常に変な感じになってしまいますので、その辺りの情報をどのように例えばご両親であるとか、協力してくれた方に伝えるかという事もですね、やはり家族内でしっかり話合っておく事が大事です。
以前、私のお客さんでこれをしないが為に契約をして、そしていざ決済が近くなってから、それをお父さんに言ってなかったが為にお父さんがその契約を取り消せという事で結局は損害賠償1割を払ってその契約を辞めたんですって方もいました。
ですからですね「そういう事なんか考えてもないよ。
そんな事ある訳ないじゃないか。」って事を言われるかもしれませんけども、やはりお金を出して協力してくれた方というのは、それだけその物件に対するやっぱり気持ちというのはやっぱりありますし、やはりそれはひと言言っておく事が礼儀だと思いますので、必ずですね家を売る時は不動産屋さんに対して窓口を決める。そして、家の中での話をちゃんとしておく。
これをしておいて頂きたいと思います。