第241回 レインズは今ここまで進化した
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今日はですね「レインズというですね不動産業界のネットワークサービス」これについてお話をしたいと思います。
所謂ですね、不動産業界には不動産屋さんしか見られないデータベースというのがあります。
これはですね、日本全国の不動産屋さんがほとんどの不動産屋さんが加入しているレインズというものです。で、レインズというものはですね基本的には東日本とかですね西日本、またはですね北日本とかですね中央とかという形で4種類ぐらいの地域に分かれて各々ですね、不動産の売買のデータベースを集めているという所ですね。
そこは不動産屋さんしか入れませんので、一般の方は見る事ができないデータが沢山載っています。例えばですね、どういった物が載ってるかと言うと、成約の事例ですよね。
いくらぐらいで、この家このマンションは過去に売れているのかというデータとかですね。
この辺の一戸建てはいくらぐらいで売れてるかというデータが全部載っています。
ただ、中には当然売買をした不動産屋さんがそのデータベースに登録していないが為にデータが残っていない所もありますけども、かなりの数のデータが集まっている。
これがレインズというものです。で、このレインズなんですけども最近大きなリニューアルを果たしました。それはですね、なんと日本全国のデータが見れるという事になったんですね。
今までは近畿だと近畿の物件しか探せなかったんですよね。
しかし、それが今状況が変わりましてなんと日本全国の不動産の物件のデータベースが何処の不動産屋さんでも見られるという事になりました。
で、これは非常に大きな事で、例えば私がですね私神戸にいるんですけども東京の方からこんなマンション売りたいよという相談受けた時に、今まででしたら近畿のそのレインズを統括していた所からデータをわざわざ取ってきてもらって、そしてFAXでもらうというのようなですね時間のかかる作業だったんですけども、これからは会社のパソコンからダイレクトに東京の物件の調査ができるという事になったんですね。これは非常に凄い事なんですよ。
で、これで一体何が言いたいかと言うと、皆さんがマンションを売る時、私はですね、こないだ書いた本の中で「地域の不動産屋さんの九十数%が見れる事ができますよ」と。
ほとんどの不動産屋さんが物件の探す事できるというレインズ。
あなたが街の小さな不動産屋さんに売却を依頼しても、その不動産屋さんがレインズにちゃんと物件を登録してくれれば沢山の不動産屋さんに情報が行き渡るという事話したんですけども、それが今後は完全に日本全国の不動産屋さんに情報がいくという事になる訳です。
で、これでどういった事が分かるかと言うと、例えば東京にある物件を鹿児島の方が持っている。
そして、その鹿児島の方が北海道の不動産屋さんに売却を依頼しても作業はできるんですね。
厳密にはですね、「じゃあ東京の取引の時にどうするんだ」とか「中の内覧をする時はどうするんだ」とか物理的な事はともかくとして、そういう日本全国の対応が可能になったという事になるんですね。
ですから、そういった意味でも皆さんは「いやー、街の小さな不動産屋さんだと情報が広がるのかな」って事を心配する必要は全くない訳で、今はそういった不動産屋さんでもレインズを使う事で日本全国に情報を提供する事ができる状況が整っています。そういった状況になってるので、これからはますます売却をどんな不動産屋さんに依頼するのかが大事になる訳ですね。
情報はもう広がるって事は分かっている。じゃあ、あなたの窓口としてどんな不動産屋さんを選べばいいのか、どんな不動産屋さんにどのようにあなたのマンションの売却を依頼する事が一番いいのか。これがですね、今後売却を成功させるやっぱり鍵となってくる訳ですね。
次回はですね、久しぶりになりますけども、この「不動産屋さん選びの最新版の方法」これについてお話をしていきたいと思います。