第246 回 契約書を事前に確認する
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今日はですね「契約書を確認しておく」これについて話をしていきたいと思います。
この「契約書を確認しておく」という作業なんですけども、不動産売買を行う時には当然契約というのが行われます。
これはですね、売主さん・買主さん、この不動産、どの不動産ってとこですよね。
どの不動産をいくらで、どんな不動産をどのような形で売買するのか。
これについて事細かく紙に記しまして、それをですね契約書という形に落とし込む訳ですね。そして、それにお互いに売主・買主に記名をして押印をするというような形なんですね。
ですから、この不動産売買の契約書というのは極めて重要な書類となります。
通常ですね、物の売り買いというのはお互いの意志で成り立つものです。
例えば、売主さんが売りたいというものがあって、買主さんがじゃあ買うよと言えば、これで売買成立です。皆様が八百屋に行って「そこの大根を下さい」「はいよ、百円です」とお金を渡したら終わりますよね。
これも売買成約なんです。ただ不動産の場合は、家に帰ったら大根が傷んでいたから取り替えて下さいなんて簡単な事はできないんですよね。
ですから、そういったトラブルがあった時にどのような風にするかですね。
また、どういった細かい規程をちゃんとチェックして、どういった形で売主が買主に引き渡すのかを含め、いろいろ細かい事をちゃんと残しておかなくちゃトラブルになる。
だから、不動産の売買にはたまたま契約書があるという形なんです。
ですから、その契約書というのは売主・買主のお互いの今回の売買の証拠になる訳ですね。ですから、しっかりと内容を把握した上で契約の時には記名・押印をする必要があります。
ですから、よくあるのは契約の時に不動産屋さんがもう契約書を作ってくれている。
売買契約当日、その場に行くとですね不動産屋さんがその契約書を出してくれて、お互いに読み合わせをしてOKであればハンコをつく。
勿論、これでもいいんです。ただし、皆様は賢く売る、成功する売却をする為にも契約の前の日までには必ず一度売買契約書には目を通しておいて下さい。
売買契約書にしっかり目を通す事で当然、一生に何度とない不動産売買ですから分かりにくい言い回しや分かりづらい所あると思います。
こういった所は確実に不動産屋さんに聞いて中身を確認しておく。
そして、売買の時には改めて契約書を見直して、そして気持ち良くハンコをつくという形じゃないと、後になってハンコをついた後で「あっ、あれ何だったっけ?」って事にはいかない訳です。そうならない為にもちゃんと事前に契約書の中身はチェックしておいて売買契約の時には内容を把握した上で契約に臨む。
こういうスタイルをとってほしい訳ですね。
その為にも不動産屋さんには一番いいのは契約の前々日までに契約書をもらっておく。
前日には再度、不動産屋さんに内容の説明をしてもらう。そして、契約に臨む。
こういう形をとって頂きたいと思います。
これについてはですね、不動産屋さんに「契約書をFAXかメールで送って下さい」って事を言えば送ってくれますし、「説明に一回来て頂けますか?」という事を言えばしてくれると思いますのでどんどんですね、そこの部分は遠慮せずに聞いて頂いて自分が大切なマンションを売る為の契約なので、しっかり中身を何度も確認して納得した上で売買をする。これを心がけて頂きたいと思います。