第251 回 売主としての心得
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今日はですね「マンションを売る時の売主としての心得」「売主としての心得」について話をしたいと思います。
今回はですね、心得という事で具体的な実例とはちょっと違いましてスピリチュアルってほどの事でもないんですけども、要するに売主さんの気持ちが何かに影響及ぼしている。
これについてですね、私の経験を踏まえた上でお話をしていきたいと思います。
私はですね、沢山の方からマンションを売りたいという相談を受けるんですけどもその中でも早く売れた、好条件で売れたという方には1つの共通点があります。
それは、そのマンションを売る事について強く決断をされている方なんですね。
どういう事かと言うと相談の時にもですね「もう田中さんにお任せします。
このマンションもう売るんです。」という事をしっかり言うお客さんか「いやー、いい値段で売れたら売りたいんですよ。」というお客さん、この2パターンがいる訳ですね。
その内の前者である「もうこの家を売るんだ」というですね強い気持ちで決めてるお客さんのマンションというのは何故か早く、そして良い条件で売れていきます。
理由は分かりません。
そして「いやー、売りたいんだけど(もぞもぞもぞもぞ)」という事でですね、あまりこう家を売る事に対して売ろうとは思って活動してるんですけども、その家に対する執着が手放せてない方の家というのはマンションというのはなかなか売れないんです。
理由は分かりません。ただ私の過去の経験上、間違いなくこれは言える事なんですね。
「この理由について化学的に説明してくれ」って言われると私も当然出来ないんですけども今日私が言いたい事は、もし皆様がマンションを売りたいって事であれば売る事を決断し、その家に対する執着を手放して頂きたいって事なんですね。
こんなお話がありました。あるお客さんのマンションなかなか売れなかったんですよ。
時間がかかって、もう正直1年ぐらいかかりました。
理由と言いますのは、その家のベランダが非常に狭かったからなんです。
その家が売れなくて困っていて売主さんは、「いやー、この値段じゃないと売りたくないしなあ。しょうがないから貸そうか。」という事で貸す事を決断したんですね。
そして、リフォームをしようかという事で見積もりもとってました。
要するに自分のマンションをどうにかしよう。貸そうという。
売ろうって事はボンヤリと考えていたんですけども、もう貸す事に二進も三進もいかなくなって貸す事に決断をしたんですよ。
そしたら、その瞬間なんと家が売れたんですね。ですから、皆さんも家を売りたいと思ったのであれば自分の手からその家が離れるという事を決断して執着を手放して頂く。
これを是非して頂きたいと思います。今日はですね「家を売る時の心得」「マンションを売る時の心得」についてお話をさせて頂きました。