第258 回 価格交渉のポイント
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今日はですね「価格交渉のポイント」について話をしていきたいと思います。
皆さんがですねマンションを売りに出しまして、でいよいよですね長い時間かかった上で買主さんが現れたと。
で、その場合に例えば皆様が2800万円でマンションを売りに出していて、買主さんが「じゃあ2800万円で買いますよ」という事になれば、これはバンバンザイという事で特別な交渉なしに「じゃあ宜しくお願いします」という事で契約に進んでいく訳ですね。
但し、ほとんどの場合はですね2800万で売りに出していたらですね「2700万円になりませんか?」とかですね、そういう数字が出てくる訳ですよ。
要するに、交渉ですよね。
で、何故ですね、まずこういった交渉が行われるかという事なんですけども、当然ですね売主さんが出してる値段というのは売りたい値段であって買主さんとすれば買いたい値段を当ててくると。ただこれがですね、日本が世界と違う所はあくまでも日本人の買主さんというのは売ってる値段を参考にして買いたい値段を出してきます。
これが逆に海外ですと、2800万で売りに出していても「そんなバカな」と「せいぜいこのマンションを2000万円だぜ」という事で2000万円の購入申込書を出してくるなんて事はざらにあります。ただ日本の場合は先程もお話した通り、売主さんの価格に対して交渉してくるという形になってきます。
で、じゃあどこでですね、この価格の交渉の着地点を見つけるかという事で交渉になってくる訳ですけども、この時にですね売主さんから「じゃあ、2700万円で欲しいのであれば間をとって2750万円になりませんか?」という回答を出してもいいです。
ただ、この場合は売主さんが出した回答というのが、もうその決定価格になっていきますので買主さんとすればですね「ああ、じゃあそこまでは値段が下げれるんだな」って事やっぱり思っちゃう訳ですね。
そういった意味で、じゃあどういった風に交渉していくかというとですね、一番良いのは「買主さん、もうちょっと高く買ってくれませんか?」という事を素直に伝える事です。
これを伝える事によって買主さんは「自分が2700万円出してるけども、もうちょっと出せるかなあ」っていう部分を向こうから計算して出してきます。
で、それに対してですね、いい条件が出てくればYESと言えばいいし、あまり上がらなかったって事になれば、じゃあすいませんけどもその価格を参考にこちらの値段を言う。
どういう事かと言うと、最初に2800万で売りに出していた。
2700万円で欲しいという条件が出てきた。
それに対して、売主さんとして「いやー、もうちょっと頑張ってくれませんか?」と言った所、買主さんから2730万円という数字が出てきた。
そして、最後はそれに対して「分かりました。じゃあ、私も2730万正直厳しいんですよ。最後に2760万円になりませんか?」と「ここまできてくれたら、もう売りますので」という風に最後の最後で1つ数字を売主さんから投げるという方法ですね。
これが非常にスムーズに売買の交渉を有利に進める方法ですので、それをですね覚えておいて頂きたいと思います。
今日はですね「価格交渉のポイント」これについてお話をさせて頂きました。