第262 回 マンションが売れない理由 需要編
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今日はですね「マンションが売れない理由の需要」という話をしたいと思います。
マンションが売れない理由というのが3つありまして、1つめは「価格」お金ですよね。
お金の問題と2つめが今日お話をする「需要」という話。
そして、次回お話する「供給」という話ですけども、今日はですね、その内の真ん中の「需要」という話をですねしていきたいと思います。そもそもですね、マンション・不動産、これ限らずなんですけども物を売る時に需要のない物というのは売れない訳ですね。
例えばですね、よく話であるんですけどもエスキモーの所に行って「氷買いませんか?」って言っても買ってくれない訳ですよ。
当然ですねエスキモーが「買ってくれないか」って言われて右を左を見ればその辺に氷いっぱいある訳ですから、そのエスキモーがなかなか氷を買うという事は難しい訳ですね。
そしてですね、家というのもこれと同じ原理が働いています。
どういう事かと言うと、沢山の人が欲しいと思う家は売れますし、沢山の人が欲しいと思わない家、即ち欲しい人が少ない家は当然売れにくくなるという事になります。
これがですね、需要という事なんですね。
依ってですね、皆様が買った時の事を思い出してほしいんですけども「いやー、この家はですね中古で買ってほんとにですね売りに出てすぐ私買ったんですよ」という家なのか。
「いやー、新築のマンションで最後の最後までもうずーっと売れ残ってて、その1室を私買ったんですよね」って言った場合に、どちらのマンションが売れやすいかと言うと、当然前者の方のですね中古マンションですぐ売れた物件の方が売れやすいです。
何故かと言うと、後者の新築で売れ残っていたマンションと言うのは、新築マンションを作るって事はそもそもですね売る為の市場調査をメチャクチャします。
メチャクチャした上で販売をするのに売れなかったという事は、やはり需要がなかった訳ですね。そして、その需要がなかったものだから将来、当然自分が売る時でも需要がある可能性は低い訳です。
依って、売れないって事になる訳ですね。このようにですね、需要のない不動産っていうのは実際にあります。私も以前ですね担当して売却をした物件で、これはですねちょっと昔の話になるんですけども結構大きなマンションだったんですよ。
ただですね、そのマンションの売り出した地域というのは正直皆さんの所得があまり高くない地域だったんですよ。依って、高い不動産は売れないんです。当然、話を聞くと「いやー、新築当時はもここ最後まで売れ残っていてねえ」ってお部屋だとそうですけども、やはり案の定ですね、その家は売りに出してもなかなか売れずに非常に苦労しました。
どうやってですね、この需要を転換させるかと言うと、もうこれは厳しい話ですけど価格しかありません。この辺りで、このマンション・不動産を欲しいという人は少ないけども「まあその値段だったら買ってもいいかな。その値段までいくと買ってもいいよな。」というようなお客さんを探すしかない。
依って、需要がない物件の場合は、ほんとに厳しい意見ですけどもまずは値段を下げること。そして、早く売ってしまうこと。これが絶対条件になりますので、是非そこをですね知っておいた上で売りに出す。これを心がけて頂きたいと思います。