第300回 マンションの売り出し価格のカラクリとは?



第300回 マンションの売り出し価格のカラクリとは?

ポッドキャスト(音声)で聞く⇒《音声再生ページ》 今日はですね『マンションの売り出し価格のカラクリ』 これについてお話をしていきたいと思います。 マンションの売り出し価格をどうやって決めていくか。 これはですね大抵の場合は、同じマンション若しくは近隣の過去の事例をもとに値段を決めて中古マンションを売り出します。 ただですね、じゃあ例えば過去に同じマンションで同じ間取りで階数が違うものがですね、例えばじゃあ1500万円で売りに出ていた。 じゃあ、自分のマンションは1500万円例えば自分よりも上のフロアで同じ間取りだったら、「じゃあ自分の所は1450万かな?」という言うと、実はそうでないんですね。 ただ、ほとんどの場合はこういう話を「いや、過去にそういう値段で売ってたから」と言われると、大抵の方はその過去の事例に合わせて売り出し価格を決めていきます。 しかし、この注意しなくちゃいけない点はですね、売り出しの過去の事例には売主さんの売った理由がないんですよ。 理由が書いてないんですね。 どういうことかと言うと、もしかしたらその売りに出した方は売り急いでいたかもしれない。また実は、お金には余裕があってゆっくり売りたかったのかもしれない。 このことが大事なんですね。 このことは、事例には書いてないわけです。 依って、お金が潤沢にあるから高い値段から売り出そうという人なのか。 もうお金が無くて、すぐに現金化したいから安くしてでも早く売りたいのか。 この理由が分からないのに、ただ価格だけを参考にして売り出す。 こうするとですね、結果として「あれっ、売り出したけど反応がないな」とか。 すぐに売れたら逆にですね、「いやっ、こんなに早く売れたんだったら、もっと高く売れたんじゃないか」ということをですね考えてしまうわけですね。 そうならない為にも、過去の事例というのはあくまで参考。 そして、そこから先値段を決めていくのは、売主さんの置かれている状況・資産背景・売る目的。 こういった事をしっかり確認した上で売却を進めていく。 そして、その売却を進めていく中でどういう売り方をしていくか。 どういう価格で売っていき方を含めて、個別的なですねお悩みを解決していく。 これが、マンション売却の元々の目的であり、そして価格を付ける上での大きなカラクリなんですね。 ですから、皆さんがマンションを売る時に価格を決める時はですね、ただ過去の事例を参考にするのではなく、皆さんの置かれた状況、そしてですね資産背景こういったものを総合的に見た上で値段を決めて売りに出す。 このように心がけて頂きたいと思います。

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