第303回 築年数が売却価格にどう影響するのか?
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今日はですね『マンションの築年数が売れゆきにどう関係するのか』これについてお話をしていきたいと思います。
まずですね、築年数と売れゆきなんですけども、例えば築2年のマンションを売る時と3年のマンションを売る時、これってあまり変わりませんよね。
買う方の気持ちとしても築2年と築3年だとそんなに気にならない。
また、築27年と築30年これももうあまり気にならないんですよ。
では、次に大事なのは築9年か築11年かということです。
この差はたった2年。
だけど、築10年を超えてるかどうかっていう所は、やっぱりですね買い手さんが気にする所なんですね。実際にですね、買いに来るお客さんというのも例えばですね、どこどこの地域の3LDKの何㎡位のマンションで築10年以内のものということ多いんですね。
じゃあ、この築10年以内という根拠はあるのかと言うと、正直あまりないです。
例えば、神戸であれば震災後の建物がいいとか、そういうこと言うことありますけども、そういう地域でない限りはですね、じゃあ築10年が10年と1日になったからといってマンションが壊れたりするかというと当然変わりません。
壊れることもないです。
だけど、一般的な考え方として10年以内のマンションか、10年を超えるマンションかという事で、買い手の気持ちの部分で差が出る訳です。
ですから、そういった所で同じような地区のマンションがあれば、こっちが築10年、こっちが築11年となれば10年のマンションが選ばれてしまうという状況になる訳ですね。
こういった意味も踏まえまして、もし皆さんが将来、今すぐ売る必要ないんだけど、マンションをいつかこれ処分しなきゃいけないなっていうことを考えてる場合は、もしこの節目となる10年。そして、もう一つの節目が5年ですね。
ですから、5年、10年、20年、この節目にかかる時は出来るだけ早く売りに出すこと。これをお勧めしたいと思います。
今日お話したことはですね、『築年数によりマンションの売れゆきが変わるか』ってことなんですけども、この変わるポイントとしては、買主さんの気持ちの中で5年以内、10年以内、そして20年以内こういった所がですね、ちょっとしたポイントになりますので、この辺りに差しかかるマンションであれば早く売る方がいい。
これがですね今日の結論ですので、是非覚えておいて頂きたいと思います。