第311回 オープンハウスややったほうがいいの?
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オープンハウスは「マンションを売る時に役に立つのか?」これについてお話をしたいと思います。空き家の場合ですね、オープンハウスというのをですね、不動産屋さんがよく行うことがあります。
不動産屋さんからですね「オープンハウスやりませんか?」って言われた時にですね、皆さん大体は「いいですよ」と言うと思うんですけども。
じゃあ、実際にこのオープンハウスがほんとに役に立つかどうか。
これについて今日はお話をしたいと思います。
オープンハウスというものはですね、空いているお部屋を不動産屋さんがある時間を決めて「その間であればいつ見に来てもらってもいいですよ」ということでマンションを売りに出す方法なんですね。
基本的には当然チラシをまくので、それを見たお客さんが自分の都合に合わして見に行くというパターンになります。
このオープンハウスなんですけどもメリットとデメリットがありまして、メリットとしては「見に行こうかな」っていう人が気軽に見に行きやすい。
その反面、冷やかしのお客さんも来てしまうというデメリットがあるんですね。
よくですねオープンハウスしますと、ご近所の奥様方が友達同士で見に来ると。
こういった場合は基本的には買う気のない、冷やかしのお客さんである場合が多いんですけども。中にはですねオープンハウスをして成約する場合もあると。
当然、見に行きたい人が見に行きやすい状況を作れるのがオープンハウスですので、見込み客が集めれるということができます。
ただ、ここで知っておいて頂きたいのは、もしオープンハウスをしてお客さんが来なかったら。
実はこれは致命的な問題があるということになります。
何故かと言うと先程お話した通り、オープンハウスを行いますと見に来る人は非常に見に来やすい。見に来るハードルが下がっています。
しかし、それにも関らず誰も見に来なかったということは、何らかのその物件に対して問題があるわけですね。
多くがこの問題というのは「価格」です。
見に行ってもどうせ買わないぐらい高い。
だから、見に行かないんですね。
間取りを見て価格を見て「じゃあ、一回見に行こうか」って人が見に来るんですよ。
でも、見に来ないってことは、間取りを見て場所を見て「ああ、これは欲しくない」って言ってるか。
これは価格を見た段階で見に行く土俵にも乗ってないってことなんですね。
ですからオープンハウスっていうのは、確かにお客さんを集めれるという方法にもなりますし、もしそれで来なかったら単純に価格がやっぱりおかしいと。
高すぎるということの一つの根拠になる可能性が非常に高いということなんですね。
ですから、なかなか売れないマンションの場合は、まずオープンハウスをできればやってしまって、やったけど来ないっていうことであればもう価格を下げて、そして改めて売りに出す。
このようにすることによって、市場に近くなっていく。
市場の価格に近くなって成約が早まるっていう方法になりますので、是非ですねオープンハウスは活用して頂きたいと思います。
またですね、このオープンハウスにかかる費用は基本的には不動産屋さんが出してくれますので、売主さん負担することありませんから安心してどんどんやって頂ければと思います。