非常にあいまいなマンション査定の基準
先日不動産業界の専門誌に、「業界団体の査定マニュアルを使いましょう」との記事が載りました。
それを読んでびっくりです。
・マンション査定の基準は過去の事例と比較せよ
・ただし、過去の事例を使う場合は売主が特殊な事情で売った場合は比較検討してはいけない。
となっているのです。
問題は2つめの「売主の特殊な事情」です。
我々不動産業界の人間がアクセスできるネットワーク上のデータベースには「売主の事情」などは掲載されていません。
また、
前回の記事に書きましたが日本の不動産の取引データは貧弱です。
いまだにこうした日本の不動産業界団体は「机上の空論」を平気で発表しています。
こうした基本的なところを直さないと、マンション査定の落とし穴に一般ユーザーは気がつかない現状が続くと思います。