マンション査定マニュアルって何?
マンション査定マニュアルとは、不動産屋さんが不動産の査定を行う時に利用する評価書です。
物件の広さや向き、間取り、立地など様々な要素を数値化して査定額を決めていきます。
もちろん中には、勘や経験だけで査定額を出す不動産屋さんもいます。
では、それに比べて査定マニュアルによって出された査定が正確かと言われるとなんとも言えません。
マンションの査定マニュアルにはある重大な欠陥があります。
それは「売主の状況」です。
このコラムでも何度もお話していますが、査定の時は売主さんの状況と言うのが極めて重要です。
2000万円で売れるマンションであっても、明日にでも現金にしたいという方なら1500万円でも売るでしょうし、1年掛けてもいい人は2100万円からのんびり売りに出すでしょう。
ですので、この売主の状況が査定額に大きな影響を与えるのです。
とはいうものの、では査定マニュアルの査定額がまったく意味がないかというとそうではありません。
査定を行うことで、いろんな情報を得てその中から最適な売り出し額を決めるうえで、1つの重要な情報だといえるでしょう。
そうした情報を集めたうえで、正確なアドバイスのできる第三者に相談することをオススメします。
その相談のなかで、情報としてマンション査定マニュアルで不動産屋さんから得た情報を参考にすればと思います。