不動産屋さんを変える方法
前回の3種類の媒介契約の話につづき、今回はその更新のことをお話します。
http://www.e-ubl.net/mailmaga/mm110225.html ←前回の記事
媒介契約は3ヶ月が上限となっていますので、更新というものがあります。
更新については、専任媒介契約と専属専任媒介契約では「有効期間の更新をしようとするときは、有効期間の満了に際して依頼者(売主)から受任者(不動産業者)に対し文書でその旨を申し出るものとします。」と、標準的な媒介契約書では書かれております。
よって、不動産屋さんから「媒介契約更新しておきますね」の電話では更新とならないのです。
また、よくある相談では「今回の更新で不動産屋さんを変えたい」というもの。
でもどうやって断るのか?
やっぱり言いにくい。ということでご相談があるのです。
そこで、私がオススメする媒介契約更新時に不動産屋さんを変える方法をお話します。
まず、不動産屋さんを変えることを決めたら、いつ更新になるかを調べましょう。
そして3週間、もしくは2週間前ぐらいに電話します。
「これまで3ヶ月お願いしていましたが、売れずに困っています。このまま売れないとこちらも困るので、更新がきたら不動産屋さんを増やすか、変えるかします。」
と、先にコチラから不動産屋さんに伝えます。
こうすることで、更新のときにスムーズに不動産屋さんを変えることができる。
そして、それまで依頼された不動産屋さんも最後の2,3週間一生懸命動きます。
なぜなら、それで売れないと他社に媒介契約を取られる。
よって、不動産屋さんにとってはこれまでの苦労が水の泡になるからです。
そして、この電話を入れておいてから、今度はつぎに依頼する不動産屋さんに先に声を掛けます。
「○月○日で今売りに出している物件の媒介契約が切れます、不動産屋さんを変えようと思っているのですが、お話聞かせてくれませんか?」
と言いましょう。
すぐに不動産屋さんは来てくれます。
数社電話して、話を聞いてみてください。
これから売りに出す物件ではなく、すでに売りに出しているけど売れない。
この物件をどうやって売ってくれるのか、話を聞いてみればいいです。
あとは不動産屋さんの選び方の原則を使って選びましょう。
(参考 不動産屋さんの選び方教材 )
次にお願いする不動産屋さんには、「いまの媒介契約が切れたらお願いします。」
と伝えておけば、スムーズに更新のタイミングで不動産屋さんが変えられますよ。
ぜひ参考にしてください。