不動産の登記簿の取り方
2008-08-26
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ご質問の内容は。「登記簿謄本を見るのはどうすればいいのですか?」というご質問を頂いております。
不動産の登記簿謄本なんですけども、あまり一般の方はまず見る事がないと思うんですが、家を売買する時など私達はですね、日常的に
「その土地、不動産が誰の所有者になっているのか?」
「どういった権利になっているのか?」
「どういった権利が付随しているのか?」
を調べる為に謄本というのをよく調べます。
この謄本を見ますとですね、誰がこの土地を持っていて、そしてですね、どこに住んでいて更にはですね、どこの銀行からどんなお金をこの土地を担保にして借りているかというのが見れるんですね。
そしてこれを見るにはですね、誰でも見られるという状況になってます。
ですので、家の要するに家屋番号とか地番っていうのが必要なんですけども、だいたいそういう物が分かればですね千円を支払ってですね登記簿謄本を取り寄せて、それを見る事が誰でもできます。
じゃあ、何処に行けばいいのかと言うと、それはその地域を管轄している法務局になります。
法務局はですね法律の法に、事務の務ですね。そして、局。
これで入れて頂くとですね、出てくると思うんですがそれでご自身の住所の管轄の法務局に行って頂いてですね、不動産の家屋番号とか地番が分からなければ現地にですね、法務局に行くと地図がありますので、その地図を見てですね「ここの土地の登記簿が欲しいんですけど」という事を聞くとですね、大体教えてくれますので、それで請求をしますとどなたでも、どこの物件の登記簿を取る事ができます。
今ですねこれ個人情報の問題とか凄く言われてる割にはですね、この登記に関して私、非常に変な所があるなと思いまして先日もお客さんに言われたんですけども、
「田中さん、何で田中さんが私の家のその登記簿を取れるんですか?」
という質問をされた訳ですね。
というのは、中にはですねその中にはいくら借金してるって書いてる訳ですよ。
もちろん、抵当権設定という事で書いてる訳なんで実際にその借入が残ってるのは別ですが、何月何日にどこどこ銀行でこんだけのお金を借りたっていうのは記録に残ってる訳ですね。
そういった物が個人情報上、非常に重要な物であるにも関わらず、誰でも簡単に窓口に行けば、登記簿が取れる。
というのが今の現状なんですね。
その代わりですね、これがですね固定資産税の額とか調べようとすると、委任状がいるんですよ。本人の。
なんか、ここね非常に矛盾してる感じもするんですが、話がそれましたけども、このようにですね登記簿謄本というのは法務局に行って頂ければ誰でも取れるものですので、是非ですね管轄の法務局に行って頂いて登記簿を見て頂きたいと思います。