マンションを売ったときに掛る税金
2008-09-27
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今日はですね匿名希望さんから頂きました御質問にお答えしたいと思います。
頂きました御質問は、「マンションを売った時の税金はどれぐらいかかりますか?」
これについて御質問に答えたいと思います。
マンションを売った場合の税金なんですけども、これは一戸建ても一緒なのでまとめてお話しますと、まず大きなポイントとしてはその物件を売ることで利益が出たかどうか。
その物件を売ることで利益が出たかどうかという所が1つのポイントとなります。
基本的に税金というのはですね利益に対してかかるものですので、利益が出なければ税金はかからん訳ですね。
例えばですね、10年前に5千万円で買った家を売ったらですね10年後、2千万円にしかならなかったと。
極端な話ですけども、マイナス3千万円の赤字だと。
そんな状態の時には税金はかかりません。
逆にですね2千万円で買った物件が将来売ったら5千万円になってたと。
最近はこんな話ないですから、あると非常にいい話ですけども仮にこういう事があった場合は、やはりその利益の部分にはですね税金がかかってきますよね。
ですからまずは利益が出たかどうか。
これがポイントとなります。
ただですね住宅の場合は一定の要件がありますけども、ある要件をクリアさえしていれば3千万円の特別控除というのがありまして例えば5千万円で家を買った。
その家を売ったら、なんと1億で売れたと。
じゃあ5千万円に対して税金がかかるのかということなりますけども、そっからですね更に特別控除ということで3千万円を引いて、その差額2千万円に対してだけ税金がかかる。
こういった3千万円特別控除というのがあります。
ですから、まあそうですね3千万円以下の売却価格であれば、まずは税金がかからない住宅であって一定の要件クリアするという事は必要ですけども、まず利益が出たとしてもですね、その3千万円特別控除で消えちゃいますので税金がかかる事はほとんどないという風に考えて頂ければと思います。
ただ気を付けておくことは、取得費即ちですね今回売却した家、マンションを買った時の価格、これが分からないという事があるんですね。
どういう事かと言うと例えば相続、相続で取得した。
またはですね契約書とか領収書をなくしてしまった。
自分でいくらで買ったか覚えてるけど、それを証明する書類がないという場合は、この原価というのが計上されないんですよ。
ですから、例えば4千万円で家を売りました。
実は昔10年前に3千万円でこの家買ってたんですという事になればですね、それが証明できれば4千万円から3千万を引いて1千万円の利益からまた諸経費を引いてという計算になるんですが、これがですねその取得した原価が証明できなければ、なんと売った値段の5%しか原価としてみてくれません。
要するに4千万円であったら、うん、原価は200万円ですよ。
という事は3800万円に対してですね諸経費引いたあと税金がかかってくるという事になりますので、税金の事を考える場合はですね、まずは3千万円の特別控除があるからほとんど税金かからないであろうという部分としっかり買った時の取得費、これを確認しておくという事が大事だと思います。